初対面で『きっと良い人』と思うのはなぜ?心理学用語パーソン・ポジティビティ・バイアスの効果とメリット【眠れなくなるほど面白い 図解 認知バイアス】

「最初は期待しちゃうもの」パーソン・ポジティビティ・バイアスとは

「きっとよい人」の思い込みがよい関係の第一歩【パーソン・ポジティビティ・バイアス】

初対面の人には期待してしまうもの?

人は自分が思っている以上に楽観的だといわれています。日頃から車やバイクを運転している人ほど「自分は事故を起こさない」と思い込みがちですし、災害のニュースを見ても「大変だねぇ」とまるで他人事のように考える人がほとんどです。

その理由は簡単。起こりうるリスクから目を背けていれば余計な不安を抱えることもなく、精神的に楽だから。これは対人関係においても同様で、初対面の人に対しては「きっとよい人」と思い込むバイアスが自然と機能しています。

相手に期待感を持ってポジティブに接することでファーストコンタクトがうまくいく可能性も高まり、結果、双方の利益にかなうからです。

このように初対面の人を肯定的に見ようとする心理の働きを「パーソン・ポジティビティ・バイアス」といいます

また、パーソン・ポジティビティ・バイアスは相手の外見的魅力に応じて、こちらの受け止め方が変化するというユニークな性質も持っています。相手の容姿や振る舞いなどポジティブな情報が多いほどバイアスは強くなり、誠実さや責任感の強さ、社交性などに優れていそうと評価されることがわかってきています。

昨今ではルッキズムによる差別が問題視されていますが、一方で優れたルックスは人間関係において強力な武器の1つといえるようです。

初対面の人をポジティブに捉えるバイアス

『パーソン・ポジティビティ・バイアス』とは、
初対面の人にポジティブな期待感を持つこと。
容姿端麗だと期待値はさらにアップ!

参考文献

  • 川西 千弘, 対人認知における顔のポジティビティ・バイアス, 実験社会心理学研究, 2011-2012,51巻,1号,p.1-10,

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 認知バイアス』監修:高橋 昌一郎

 

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『眠れなくなるほど面白い 図解 認知バイアス』
監修:高橋 昌一郎

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「認知バイアス」は物事の判断が、偏見や先入観、歪んだ情報・データ、個人的経験則・記憶、思い込みなどによって、非合理的になる心理現象。社会学(社会心理学)や経済学(経済行動学)、論理学、認知科学など幅広いジャンルで研究されている。

本書では、数ある「認知バイアス」から、「確証バイアス」「正常性バイアス」「同調性バイアス」「希少性バイアス」をはじめ「ハロー効果」「ダニング=クルーガー効果」「プロスペクト理論」「スリーパー効果」など、読者の関心や興味が強いと考えられるもの、身近で陥りやすい危険の高いもの、知っていると生活にも役立つものを中心に厳選して、図解でわかりやすく伝える。

フェイクニュースや詐欺的行為や犯罪が蔓延し、AI技術の向上などによって、「何が正しいか」わかりにくくなった現代の世の中で、賢く生きていくためには必須の知識!

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