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新しいことに臨むには、過去を踏まえる【論語】

Text:山口謠司

子(し)曰(いわ)く、故(ふる)きを温(あたた)めて新(あたら)しきを知(し)る、以(もっ)て師(し)と為(な)るべし。

先生がいわれた。古いことを研究して学び、新しい知識を得ることに活かすことができる人は、師となれる人である。

故(ふる)きを温(たず)ねて新(あたら)しきを知る、と一般的に使い、温故知新という四字熟語になっています。仕事上の新しい企画を立てる場合などでも、ただ現代に合ったものを、と闇雲にあれこれと考えるのではなく、書物などでそれにまつわる過去のことを調べ、経緯や特徴などを知った上で、現代に適したものを開発すればよりよいものが生まれるということをいっています。人は過去にどのようなことを考えていたのかを、知ることが大切なのです。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 論語』
監修:山口謠司  日本文芸社刊

執筆者プロフィール
1963年長崎県生まれ。博士(中国学)。大東文化大学文学部大学院、フランス国立高等研究院人文科学研究所大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経て、現大東文化大 学文学部中国学科准教授。 主な著書に『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)、『日本語を作った男 上田万年とその時代』(第29回和辻哲郎文化賞を受賞。集英社インターナショナル)、『日本語の奇跡〈アイウエオ〉と〈いろは〉の発明』『ん─日本語最後の謎に挑む─』『名前の暗号』(新潮社)、『てんてん 日本語究極の謎に迫る』(角川書店)、『日本語にとってカタカナとは何か』(河出書房新社)、『大人の漢字教室』『にほんご歳時記』(PHP 研究所)、『漢字はすごい』(講談社)、『語彙力のヘソ』(徳間書店刊)、『おとなのための 1 分読書』(自由国民社)など著書多数。


2500年の時を超え、「聖書」と並び読み継がれてきた孔子の言葉を著した『論語』。「人生最高の教え」と賞される、この全20章500余の短文から現代により通じる「珠玉の言葉」を厳選して紹介、図解でわかりやすくまとめた1冊!

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