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運動はスクワットだけやればいい!【眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話】

Text:栗原 毅

運動はスクワットだけやればいい!

朝晩5セット、計10セットで効果を実感

内臓脂肪を減らすためには、糖質や脂肪を消費する筋肉を増やすことも大切です。筋肉が多いほど基礎代謝量が増えるので、痩せやすい体になるのです。

とりわけ有益なのは、太ももやお尻といった大きな筋肉がある部位を鍛えること。大きな筋肉が鍛えられればエネルギーの消費量が増え、より多くのブドウ糖をとり込めるようになります。

私がおすすめしているのは、大腿四頭筋、ハムストリングス、大殿筋といった大きな筋肉が鍛えられる「スロースクワット」です。

やり方は簡単で、まず背筋を伸ばして直立した状態で腕を胸の前で交差させます。もしくは両手を前に伸ばしてもOK。自分が動きやすいほうを選びましょう。それから5秒かけて息を吐きながら、お尻を少しだけうしろに突き出すようにしつつ膝を曲げていきます。膝がつま先より前に出ないように気をつけながら太ももが床と平行になるまで曲げたら、また5秒くらいかけて息を吸いつつゆっくりと立ち上がります。以上で1セットです。立ち上がったときに膝が伸び切らない状態のまま、再び曲げる動作に入ってください。

この動作を朝晩5回ずつ、計2セット行いましょう。正しいフォームで筋肉に負荷がかかる場所を意識しながら行えば、すぐに効果を実感できるはずです。

スクワットで鍛えるべき筋肉

体の中でも下半身には大きな筋肉が集まっています。そのため下半身をしっかり鍛えられるスクワットは効率よく筋肉を増やす運動なのです。特別な道具は必要ないため、いつでもどこでも行うことができます。

大殿筋

単一筋では最大の、お尻を形成する筋肉。立ったり座ったりするときに使われ、脂肪がたまりやすい筋肉のひとつです。

大腿四頭筋

太ももを構成する4つの筋肉(外側広筋、大腿直筋、中間広筋、内側広筋)の総称です。体の中で最大の体積を持っています。

ハムストリングス

太ももの裏側にあり、半膜様筋、半腱様筋、大腿二頭筋の総称です。膝を曲げたり、脚を後ろにふったりする動きに関わります。

ふくらはぎ

腓腹筋、ヒラメ筋などから成り、走ったり跳んだりするときに使う筋肉。特にヒラメ筋には脂肪がたまりやすいです。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』監修:栗原 毅

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』
監修:栗原 毅


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