書籍

上野の「国立西洋美術館」が世界に誇るスゴさとは?【建築の話】
国立西洋美術館のピロティは市民のため? 上野の国立西洋美術館はル・コルヴィジェが設計した日本唯一の建築作品です。20世紀初頭までの美術館は、国家や王、貴族といった権力者が自らの権威を示す舞台でもありました。豪華な玄関、見 […]

21.春秋戦国を生き残り中国初の統一国家を建てる【世界史】
秦王の「政」が始皇帝と称し中華帝国の先例を整える。 春秋戦国時代を勝ち抜き、生き残ったのは秦であった。前221年、秦は周(しゅう)(東周)を滅ぼし、中国史上初の帝国を樹立。秦王の政は自ら始皇帝と名乗る。これによって、中国 […]

帝国ホテルの設計者・巨匠のライトを魅了した日本の建築とは?【建築の話】
ライトの建築から日本の伝統美と風土が読み取れる 世界の近代建築三大巨匠の一人であるフランク・ロイド・ライト。日本では旧帝国ホテルの設計者として知られています。 生涯に800以上の建築物を手がけたライトですが、実はそのほと […]

20.東西融合を図るアレクサンダー大王の東征【世界史】
インド西部まで広がる大帝国を築きヘレニズム時代の扉を開く。 ポリス主体のギリシアと違って、王政下のマケドニアは前四世紀半ば、フイリッポス二世の時代、国力を増強し、ギリシア全土を浸食し始めた。 内部抗争に明け暮れる個々のポ […]

ヨーロッパへの憧れから生まれた日本独特の「看板建築」って何?【建築の話】
外見は洋風、中身は和風の町家文化 お店の看板娘、お芝居には看板役者と呼ばれる人がいますが、建物にも看板建築というものがあるのをご存知でしょうか。昭和初期、関東大震災後に流行した、和風住宅が洋風のお面をかぶったような形式の […]

19.イタリア半島に平民主導の共和制ローマ出現【世界史】
貴族と平民が対立しつつ、対外的には協働して周辺都市国家を平定。 前8世紀以前、イタリア半島南部にはギリシア同様、南下したイタリア諸民族と先住民エトルリア人の小都市国家が建設されていた。ティベル河畔下流のローマもその一つだ […]

日本の昭和初期に入ってきた1910年代の欧米で流行した装飾様式「アール・デコ」とは?【建築の話】
知っておくと面白いそれぞれの違い アール・デコは1910年代の欧米で流行した装飾様式です。それまで一世を風靡していたアール・ヌーボーは植物などの有機的なモチーフを自由曲線で優雅に表現する様式で、職人の手作業による一点物が […]

18.新興ギリシアが専制帝国ペルシアを破る【世界史】
東方の専制帝国から市民の自由と独立を守ったギリシアのポリス連合。 ミケーネ文明の崩壊後、四世紀もの間、沈没していたギリシアが各地に勃興するポリス(都市国家)と共に勢いを盛り返す。 ポリスは土成壁で囲まれた中心市と農村部に […]

『東京駅の建築』の知られざる物語とは?明治維新政府の威信をかけた様式建築【建築の話】
近代建築トップランナー辰野金吾の東京駅の物語 2012年に復原工事が完了した東京駅丸の内駅舎。赤レンガに白い花崗岩の帯が目を引くこの東京の表玄関は、日本人初の建築家の一人である辰野金吾の設計です。 明治初期、渡欧した政府 […]

17.ダレイオス大王、史上最大の大帝国を統治する【世界史】
東はインダスから西はギリシア、北はカスピ海から南はエチオピアまで。 滅亡したアッシリア帝国はエジプト、リディア、新バビロニア、メディアの四王国に分かれた。この地図を前6世紀になり、書き替えたのがアケメネス朝ペルシアである […]

現代の建築の始まり…江戸の技を受け継ぐ大工が作った日本のヨーロッパとは?【建築の話】
知っておくと面白いそれぞれの違い 擬洋風建築は、明治時代の急速な西洋化のなかでうまれた独特の建築様式です。明治に入り、日本でも外国人居留地などで洋風住宅が建つようになりましたが、それを建設する外国人の職人はほとんどいませ […]

16.単なる神話で片付かない古代国家の誕生【世界史】
縄文日本から弥生日本への過渡期に出現する国家創成期の伝承。 『日本書紀』によると、神武天皇は庚午年1月1日に生まれ、15歳で立太子。45歳のとき、志を立てて東征を開始し、肥前から宇佐、安芸、吉備を平定して難波、河内に攻め […]