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関係を清算したくなる「人間関係リセット症候群」の様々な症状とは?【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】

Text:ポーポー・ポロダクション

関係を清算したくなる「人間関係リセット症候群」①【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】

オンラインやSNSの世界では、常に新しい心理傾向が生まれています。たとえば、今ある人間関係を清算したくなる気持ちに襲われる人が増えています。オンラインでもリアルでも関係を「もうやめたい」と思うことは珍しいものではありません。

しかし、関係の維持がつらくなり、本当に関係をリセットしてしまう人が一定数いるのです。これは通称「人間関係リセット症候群」と呼ばれています。「症候群」というだけあって、様々な症状がみられます。SNSで「やめます」と宣言する人や、スマホを変えるタイミングでアドレスを消去してしまう人など様々です。これには複数の原因が考えられます。

関係を清算したくなる「人間関係リセット症候群」①【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】

理由1/自尊感情の低さ

SNSの交流では、たくさんの人と手軽につながれますが、浅い関係に思えてしまい「もしかして、自分は求められていないのでは?」と考えてしまいがちです。自分には価値がないと思うこともあります。

自尊感情の高い人は自分には価値があると思っていますので、他人の評価に左右されずに行動できます。

しかし自尊感情が低い人は誰かに認めてもらえないと自分を認められないのです。そこで、SNSの交流の場から消えようとすることで、自分の価値や関係を確認したくなるのです。

また自尊感情が低い人は様々なものにチャレンジすることを簡単に諦めてしまいがちです。

関係を清算したくなる「人間関係リセット症候群」①2【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】

【出典】『ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学』
著者:ポーポー・ポロダクション 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
「人の心を動かせるような良質でおもしろいものを作ろう」をポリシーに、遊び心をこめたコンテンツを企画している。色彩心理と認知心理が専門で幅広く心理学全般を活用し、ビジネスやコミュニケーション展開を企画、提案している。著書に『色と性格の心理学』、『決定版 色彩心理図鑑』(ともに日本文芸社)などがある。


大好評「ゼロからわかる」シリーズに、「人間関係の心理学」が登場。対面・リモート・SNSでも使える!「人間関係」×「心理学」科学的な研究に裏打ちされた、ストレスゼロの心地いい関係をつくる方法を紹介します。
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近年は、環境の変化によって新しい心理が多くの人に芽生える傾向にあります。オンラインミーティングやメールでのやりとり、SNS上での交流など、対面以外のコミュニケーションの場面も増えました。このような新しい環境でも、トラブルやストレスを回避しながら円滑な人間関係を構築するポイントがつかめる一冊です。

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