新潟記念(日曜・新潟)芝2000m
芝2000mのハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔220〕、2番人気は〔300〕、3番人気は〔012〕。
6番人気以下〔467〕、2ケタ人気馬〔103〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
小倉記念から〔424〕。
七夕賞から〔131〕。
函館記念から〔110〕。
その他、ダービー、天皇賞・春、クイーンSから勝ち馬が。
大阪杯、エプソムCから2着馬が。
関屋記念、新潟大賞典から3着馬が出ています。
前走が重賞なら、6着以内または1、2番人気だった馬がほとんどで、例外は3頭。
クイーンS7番人気7着、大阪杯14番人気10着、小倉記念7番人気15着の馬です。
OPから〔002〕。人気、着順は不問。
3勝クラスから〔121〕。3番人気までで勝った馬です。
トップハンデは10年で14頭いて〔110〕。
勝ち馬のハンデは57.5~52キロで、平均すると55.45キロ。
2着馬は58~54キロで、平均56.05キロ。
3着馬は57~53キロで、平均55.2キロ。
52キロで優勝した1頭は牝馬。牡馬換算なら54キロですから、連対条件は54キロ以上と考えていいでしょう。
その馬も含め、54キロ以下で勝ったのは2頭。どちらも、重賞勝ちのあった馬でした。
連対20頭中、18頭に重賞3着以内があり、残る2頭は3勝クラス勝ちから重賞初挑戦の馬。
また、連対20頭すべてに芝1800mまたは芝2000mの勝ちがあり、17頭に芝2000mでの勝ちがありました。
さらに、連対20頭中16頭に左回りでの勝ち、または左回りでの重賞3着以内がありました。
牝馬は〔100〕。
最後に年齢別に見ておくと、3歳〔100〕、4歳〔232〕、5歳〔445〕、6歳〔121〕、7歳〔212〕。
5歳馬が中心のようです。
なお、6、7歳で馬券に絡んだ9頭は、すべて6番人気以下。人気薄のベテランには注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第3版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2021.09.01