助っ人外国人列伝/アメリカ1960年代編
アメリカ国籍のレジェンドを大特集!今回は1960年代に活躍した懐かしの助っ人たちを紹介する。
打線の主砲として活躍し大逆転リーグ優勝に貢献
トニー・ロイ
NPB通算6年:(1963~1968)
779試合 打率.255 126本塁打 418打点
●長身ながら内野ならどこでもこなすユーティリティさで守備でも貢献!
日系2世のプロ野球選手として阪神タイガースで活躍した若林忠志のスカウトで西鉄ライオンズ入りしたトニー・ロイ。実績不足で前評判が低かったトニー・ロイだが、移籍した豊田泰光の後継者として遊撃手を務め、ともに西鉄ライオンズで5年間プレーしたジム・バーマとクリーンアップを形成。
大振りで三振が多かったトニー・ロイだが、4番に座って常にチームトップの打点をマークするなど、勝負強い長打を披露した。1963年の西鉄ライオンズは最大14.5ゲーム差から大逆転でリーグ優勝を果たしているが、トニー・ロイの活躍によるところが大きかった。1968年からはトレードで近鉄バファローズに移籍したトニー・ロイだが、成績が振るわず、1年間プレーして引退。
帰国後はワシントン州で暮らしていたトニー・ロイだが、2010年に82歳で死去。2019年にトニー・ロイの息子と孫が西鉄ライオンズ時代に住んでいた福岡を訪問するテレビ番組が放送されている。
出典:『がっつり! プロ野球』
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公開日:2023.02.26