前川右京が2号ソロホームランで9試合連続安打
5月26日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのソフトバンクホークス戦に、「4番・左翼」で先発出場した前川右京は、4打数1安打1打点1HR。2号ソロホームランを放ち、9試合連続安打で打率.380と打撃好調を維持し、1軍昇格へアピールした。
6回、1アウト走者なしの場面。打席に立った前川右京は、ソフトバンクホークス2番手・嘉弥真新也の3球目136km低めのシュートを捉え、ライトスタンドへ運ぶ2号ソロホームランを放った。
嘉弥真新也から2号ソロホームランを放った前川右京は、1軍で活躍している好投手からの一発を放ち、1軍昇格へ向け前進した。
前川右京は、今シーズンの春キャンプを1軍でスタートすることが決まっていたが、直前に左上肢のコンディショニング不良を発症して離脱。3月4日の教育リーグ・中日ドラゴンズ戦からライトの守備につくも症状が再発。4月8日のウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦を最後にDH、代打での出場が続いていた。5月12日のソフトバンクホークス戦でレフトスタメン出場を果たすと、約1ヶ月ぶりに守備についた。5度の守備機会を無難にこなし、守備も問題ないことを示していた。
今シーズン、仕留めるべき球を打ち損じており、長打が打てていないと課題を認識していた前川右京。14日のソフトバンクホークス戦で今シーズン1号ホームランを放って以来となる2号ソロホームランを放ち、持ち味の長打も飛び出すようになってきた。
9試合連続安打を記録し、打率.380と打撃好調を維持する前川右京を岡田監督も1軍昇格候補として名を挙げており、いつ昇格してもおかしくない状況となっている。
前川右京が1軍昇格を果たし、佐藤輝明、大山悠輔が躍動する阪神タイガース打線のさらなる起爆剤となれるか注目だ。
公開日:2023.05.27