アルブミン量を増やし痩せやすい体に
中性脂肪を減らすためには、糖質を減らすことに加えて、動物性たんぱく質をたっぷり含む肉と卵を積極的に食べるように心がけましょう。
肉に含まれている脂を敬遠する人がいますが、体のエネルギー源や細胞膜などの材料になる大切な栄養素なので、糖質を減らした分きちんと食べるのが正解です。
また、卵も肉と同様、優秀なたんぱく源です。「卵はコレステロール値を上げる」という説もありましたが、それはずいぶん前に誤りであるということがわかっています。
さらに、動物性たんぱく質は体内のアルブミンの量を増やす効果があります。アルブミンは血液に含まれるたんぱく質。筋肉や血管、髪の毛、皮膚などを構成する組織の材料であるアミノ酸を体中に運ぶ役割があり、不足するとアミノ酸が必要な組織に行き届かなくなります。脂肪を燃焼する筋肉量も減るので痩せにくくなるうえ、骨がもろくなる、免疫力が落ちるといった、様々な問題も引き起こします。
たんぱく質の1日の摂取量の目安は、体重1キロあたり約1グラム。体重60キロの人であれば60グラムを目指しましょう。肉は100グラムにつき約20グラム、卵1個につき約10グラムのたんぱく質が含まれているので、食材を組み合わせながら日々のメニューにとり入れてください。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』
著:栗原毅
シリーズ累計発行部数150万部突破!ダイエットでも健康でも超重要な『内臓脂肪』をテーマに、速攻で落とせる方法を医師が解説する図解シリーズ最新作!
新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっているため、運動不足や食事量の変化により、肥満になって健康状態が悪化してしまう人も多くいます。
そこで問題なるのが『内臓脂肪』。ゆるキャラみたいなかわいいぽっこりおなかになってきた……と悠長に考えている場合ではありません。
内臓脂肪の増加は見た目の変化だけでなく、放置すると健康状態に様々な悪影響が出てきます。
本書ではそんな内臓脂肪が増えてしまう理由から、速攻で落とす食事法まで、すぐに使える超実用的な情報を幅広く紹介します。
『内臓脂肪の前に脂肪肝が問題』『内臓脂肪を減らすには緑茶を飲むのが最短ルート』『お酒を飲みながら内臓脂肪を減らす方法』など、
今日から使える知識が満載です!痩せたい、健康になりたい、家族の健康が気になる、という方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。
公開日:2021.07.14