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油には「よい油」と「悪い油」がある!選択次第で不健康になる場合とは?【食材と栄養素の話】

Text:牧野直子

料理の油は選択次第で健康にも不健康にもなる

料理に使う油脂は、脂質からできています。そして油脂の性質は、主成分である脂肪酸によって決まり、動物性の油脂に多い飽和脂肪酸、植物性の油脂に多い不飽和脂肪酸に大別されます。

一般に動物性の油脂は脂肪になりやすいとされており、逆に青魚や植物性の油脂に含まれるオメガ3系の油などは脂肪を減らし、悪玉コレステロールを低下させる働きがあります。

オメガ3脂肪酸とは?油にはそれぞれの特徴がある

オメガ3脂肪酸とは、亜麻仁油やえごま油に含まれ、健康に有用な油脂のことです。他にもオメガ6脂肪酸やオメガ9脂肪酸があり、それぞれ特徴が異なります。まずオメガ6脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種で人の体内ではつくられない必須脂肪酸のひとつです。

コーン油や大豆油に含まれ、血中のコレステロール濃度を下げます。そしてオメガ9脂肪酸は必須脂肪酸ではなく、健康にいいですが体内でもつくられます。不飽和脂肪酸のひとつで、オリーブオイルやなたね油に含まれ、悪玉コレステロール値を下げます。

一方で、トランス脂肪酸という摂らないほうがいい油もあります。マーガリンなどに含まれる脂肪酸で、飽和脂肪酸と同様に身体に悪影響を及ぼす要素が多く、特に食品から摂る必要がないものとされています。

「食材と栄養素の話」はこんな方にオススメ!

・どの食材が一番栄養があるのか
・食習慣を見直したい
・どのように栄養素を摂れば吸収率が高いのか
・食品表示の読み方を知りたい!

そう感じている方にはぜひ本書『食材と栄養素の話』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『食材と栄養素の話』監/牧野 直子

【書誌情報】
『食材と栄養素の話』
牧野直子 監修

栄養をムダなく摂れる最強の調理法から冷凍保存法まで!食材と栄養素の知識がこれ一冊ですべてわかる!コロナ禍でカラダと健康について、改めて注目が集まっています。食事によってカラダの中から健康になることで免疫力を高め、病気に打ち勝つカラダになるために、まずは栄養素の知識が大切になります。本書では、毎日の食事に必要な“食材と栄養”の知識について、図解、写真で管理栄養士がわかりやすく解説します。糖質、たんぱく質、脂質の三大栄養素の話はもちろん、ビタミン、ミネラル、食物繊維の働きまで、意外と知らない役立つ知識が満載です。「免疫力を高める栄養素」「食材の“栄養が消える”残念な調理法」「栄養が失われない最強の冷凍保存法」などなど食材と栄養にまつわる情報を幅広く掲載。少し栄養の知識があるだけで毎日の食事が栄養価満点になり、自分や家族の健康状態も劇的に変わります!いつまでも健康でいたい人にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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