渡辺諒が走者一掃の3点適時二塁打で開幕スタメンに名乗り

3月22日、東京ドームで行われた読売ジャイアンツとのオープン戦に、「2番・二塁」で先発出場した渡辺諒は、4打数1安打3打点。走者一掃の3点タイムリーツーベースヒットを放ち、開幕スタメンへ猛アピールした。

5点を追いかける8回2アウト満塁のチャンスの場面で打席に立った渡辺諒は、読売ジャイアンツ4番手・松井楓の初球150kmストレートを捉え、右中間を破る走者一掃の3点タイムリーツーベースヒットを放つ。2アウトながら満塁のチャンスをものにし、2点差まで追い上げ、阪神タイガースの空気を一気に反撃ムードに変えてみせた。

WBCに出場していた中野拓夢の代役として二塁に入って実戦を重ねてきた渡辺諒は、規定打席に未到達ながら、オープン戦11試合で打率.310、5打点と結果を残した。中野拓夢との正二塁手争いに留まらず、岡田監督から佐藤輝明が守る予定の三塁起用まで言及させた。

秋季キャンプで佐藤輝明らと三塁の特守をこなすなど、既に三塁守備の練習を開始している渡辺諒。開幕スタメンへ佐藤輝明に代わる三塁起用でも、出られるならどこでもやるとばかりに貪欲に出場機会を狙っている。

打率.310と結果を残し続ける渡辺諒が、侍ジャパンで躍動した中野拓夢に、佐藤輝明を脅かす存在として、阪神タイガース打線全体を盛り上げる起爆剤となりそうだ。

渡辺諒がこのまま結果を残し続け、開幕スタメンを奪い去ることができるのか注目だ。