目的別サウナの入り方①深部体温が上がった状態を持続させて「免疫力アップ」【とことん楽しむサウナの世界】
ゆっくり入って免疫力UP
免疫力を高めるためにサウナに入る場合は、体に負担をかけないようにゆっくりと深部体温を上げていく入り方がいいでしょう。
たとえば風邪などを引きやすい病気がちな人は、急に高温のサウナにチャレンジするよりも、まずは無理のない低温のサウナや、サウナの中でも温度が低い位置から入りましょう。そこから徐々に温度を上げていきます。外気浴や水風呂などを交互に行い、サウナの温度は徐々に上げていきます。これを途中で休憩や飲食を挟みながら1日かけて続けましょう。
特に高齢の方は、急激な温度の変化で血圧などが乱れ、体調不良を引き起こすことがあります。サウナでも、水風呂でも少し様子を見ながら入るのがおすすめです。
【出典】『とことん楽しむサウナの世界』
著者:松永 武 日本文芸社刊
著者プロフィール
お風呂のソムリエ。バスリエ株式会社。お風呂が好きすぎて脱サラ!5万点以上を試したバスグッズマニア。2016年には日本のお風呂文化をユネスコの無形文化遺産へ登録することを目指す。一般社団法人HOT JAPANを設立。温泉や銭湯、自宅のお風呂など、様々なお風呂の楽しみ方を日々探索中。構想10年!極上のサウナ体験ができるサウナ倶楽部・サーマルクライムスタジオを運営。「マツコの知らない世界」(TBS)・「ヒルナンデス」(日本テレビ)などTV出演多数!
著者ホームページはこちら
近年人気のサウナ、その本当の利用法と効果をわかりやすく解説する実用書です。特に初心者や女性にも安心して利用出来るよう、世界各地のサウナを研究し日本に初めてのサウナ倶楽部・サーマルクライムスタジオをオープンしたお風呂のソムリエ松永武がサウナの正しい知識と、入浴法を「10のメソッド」と「10カ条」でわかりやすく紹介します。またサウナの「7つの効果」を解説。本来サウナとは、身体を温めることで代謝を高め、免疫力や神経を整える“療養”のための手段です。健康を高めるために最も効果的な入浴法やサウナの種類を紹介しつつ、知っておきたいマナーや心がけ、自宅でも簡単に実践出来る「おうちサウナ」をイラストと写真で徹底解説。「何℃のサウナに何分入る」などの解説をよく目にしますが、体調やコンディションは人それぞれであくまで目安に過ぎません。本書ではそういった時間を提示するのではなく、目的と効果をしっかり紹介して、皆さんが無理なく楽しめる「ディープなサウナの世界」を紹介します。
公開日:2024.03.29