配当金をもらっちゃおう!【図解 株式投資の話】
配当金とは?
株で儲ける方法は大きく分けると2つあります。1つは「配当を得る方法」です。
企業は株主に対して配当金を分配します。株主に分配される現金配当のことです。株主は出資比率(持ち株数)に応じて、利益の還元を受ける権利(利益配当請求権)を持っています。
1株当たりの配当金は企業によって異なります。インターネットで「企業名 配当金」で検索すれば簡単に調べられます。たとえば、「ソフトバンクグループ 配当金」で検索すれば、「1株あたりの配当金」が調べられるわけです。
その「1株あたりの配当金」に持ち株数を掛ければ、得られる配当金がわかります。
得られる配当金=1株あたりの配当金×持ち株数
たとえば、配当金が86円の銘柄を100株持っていたら、8,600円の配当をもらえます。
配当金は株を継続して持っていなくてももらえます。「権利確定日」というのが設けられていて、その日に株を持っていれば、配当金をもらう権利が発生します。逆に、ずっと持っていても、この日だけ持っていなければ、配当金をもらう権利を得られません。
また、後ほど紹介する「信用取引」で株を買って持っていても、配当金はもらえません。現物取引(信用取引を利用しない普通の取引)でしかもらえないので注意してください(代わりに、配当落調整金をもらえますが)。
配当金をもらうのに特別な手続きは必要ありません。通常は、配当金は権利確定日から約2、3ヵ月で取引口座に入金されます。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
著者:二階堂 重人
著者プロフィール
専業トレーダー。テクニカル分析を駆使したデイトレードやスイングトレードを中心に、株、FXの双方で月間ベースで8割以上という驚異の勝率をたたき出すし、 波乱の相場環境でも着実に利益を重ねている。著書は50冊以上、累計102万部を超える。
新NISAのスタートにより、若い人は将来への貯蓄、高齢者は老後の資金など、お金に対する安心を得るため、投資への関心はどんどん高まっている。積み立て方式や、投資信託など、手軽に始められる新NISAではあるが、より短い期間で利益を得るためには、やはりリスクは高くなっても「投資」するなら「株式」という人が増えてきている。本書では「8割の投資家が損をする」と言われる株式投資で勝つ(利益を上げる)ための、株式・投資の基本的な考え方、必要な知識・しくみから、具体的な始め方、買い方、売り方、管理、続けるために知識まで、シリーズの特性を活かし、図解とイラストでわかりやすく解説する。「株」の初心者が不安や疑問なく始めるために、とにかく理解しやすい入門書として最適な一冊。
公開日:2024.11.05