ファンダメンタル分析とテクニカル分析の違い【図解 株式投資の話】
ファンダメンタル分析とテクニカル分析
銘柄の分析方法は大きく分けると2つあります。
ファンダメンタル分析とテクニカル分析です。(企業の)ファンダメンタル分析とは、財務諸表、健全性、経営、競争優位性、競合相手、市場などを分析することです。
テクニカル分析とは、過去の値動きからトレンドやパターンなどを把握し、今後の値動きを予測するものです。
2つの分析方法を使い分ける
では、ファンダメンタル分析とテクニカル分析ではどちらが重要なのでしょうか。
これは両方です。
株式投資でも株トレードでも、儲けるには銘柄選びと売買のタイミングが重要になります。この2つがうまくいくことで、儲けられるわけです。
ファンダメンタル分析では「投資の対象となる株」を見つけることはできますが、「売買するタイミング」はわかりません。
テクニカル分析では「売買するタイミング」はわかりますが、「投資の対象となる株」を見つけることはできません。そのため、どちらも重要ということになるわけです。
「投資対象の株」を見つけるときはファンダメンタル分析で、その株を「売買するタイミング」はテクニカル分析で、というように使い分けることをおすすめします。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
著者:二階堂 重人
著者プロフィール
専業トレーダー。テクニカル分析を駆使したデイトレードやスイングトレードを中心に、株、FXの双方で月間ベースで8割以上という驚異の勝率をたたき出すし、 波乱の相場環境でも着実に利益を重ねている。著書は50冊以上、累計102万部を超える。
新NISAのスタートにより、若い人は将来への貯蓄、高齢者は老後の資金など、お金に対する安心を得るため、投資への関心はどんどん高まっている。積み立て方式や、投資信託など、手軽に始められる新NISAではあるが、より短い期間で利益を得るためには、やはりリスクは高くなっても「投資」するなら「株式」という人が増えてきている。本書では「8割の投資家が損をする」と言われる株式投資で勝つ(利益を上げる)ための、株式・投資の基本的な考え方、必要な知識・しくみから、具体的な始め方、買い方、売り方、管理、続けるために知識まで、シリーズの特性を活かし、図解とイラストでわかりやすく解説する。「株」の初心者が不安や疑問なく始めるために、とにかく理解しやすい入門書として最適な一冊。
公開日:2024.11.28