クマの鼻はイヌ以上!?「においの地図」で森を読み解く驚異の嗅覚【眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話】

鼻がいいといえばイヌだけど、 実はクマのほうがいい
においに関しては記憶力もいい
人間は情報の多くを目から得ています。一方、クマは目よりもまず鼻――つまり“におい”で世界を感じています。彼らにとって嗅覚は、食べ物を見つけ、仲間や敵の気配を察知し、広い森のなかで自分の位置を知るための大切な感覚です。特に嗅覚が優れているのが、ヒグマやツキノワグマ。脳で嗅覚を処理する領域は、イヌと同等かそれ以上とされています。
たとえば、ヒグマの鼻腔の奥には嗅上皮というにおいを感じ取る粘膜が広がっていますが、その面積は人間の数十倍です。そこで検知した情報は脳の嗅球に送られ、細かく分類・記憶されます。その際、人間が「なんとなく嗅いだことがある」と感じるにおいでも、ヒグマはにおいの種類と場所を明確に識別して記憶していると考えられています。
風下から数km先のエサのにおいを感知し、何時間もたどることができるのもそのため。雪の下に埋まった動物の死骸やドングリを掘り当てることだって可能です。
においはまた、クマにとってのコミュニケーション手段でもあります。ヒグマは木に背中をこすりつけて自分のにおいを残したり、尿でマーキングしたりすることで「ここに自分がいた」という痕跡を残します。また、発情期にはオスがメスのフェロモンのにおいを遠くから察知し、それを頼りにメスを探し当てるのです。
ヒグマのにおいセンサーメカニズム
【STEP1 嗅上皮】
ここでにおいを感知し、情報を脳に送る。集まる細胞の数は、クマの場合で約2億個。人間の約500万個をはるかに上回る。
【STEP2 嗅球】
脳で最初ににおいの情報を処理する場所。漠然と覚える人間とは異なり、クマはここでにおいを細かく分類・記憶する。
においセンサーの面積はなんと人間の数十倍!

においで読み取る森の情報
● エサのにおい
● マーキングの痕跡
● ほかのクマのにおい
人間は目で世界を見ますが、ヒグマは鼻で世界を “読んで” います。さまざまな情報が幾重にも重なった森のなかを、彼らは「においの地図」を頼りに歩き回っているのです。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話』監修:山﨑晃司
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 クマの話』
監修:山﨑晃司
世界中数多くの動物園で飼育され、アニメや漫画、ファンシーキャラクターのモチーフとしても起用されることの多い人気の動物「クマ」。
最近では日本全国で目撃が相次いで発生したり、温暖化の影響で冬眠をしないクマも確認されたりすることから、話題に事欠かない今大注目の動物です。
しかし、ペットとして飼うことは難しく、ときに人を襲う恐ろしい側面も持ち合わせるクマ。
それなのになぜ人間にとって馴染み深く身近な存在に感じるのでしょうか。
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愛玩動物、猛獣、食用、ワーキングアニマルなど、さまざまな角度からクマの生態と特徴を解説し、クマの知られざる魅力に迫ります。
これを読めばクマのことがもっと好きになること間違いなしの一冊です。
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