反射的に画面を見るのは脳が「報酬」に飢えている証拠? スマホ依存ループから抜け出す3つのルール【感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング】

心に余裕がないのは「入力( インプット)」が多すぎるから

ちょっとした時間にもスマホを取り出し、SNSをチェックするのが習慣になっていませんか。
「入力(インプット)」の多い生活が続くと、知らず知らずのうちに、心に闇や影を溜めていることも。
その存在に気づき、外に出すことが大切なあなたの心を守ります。


スマホと自分の間に境界線を引く

どんな場所にいても、ふとした瞬間に私たちを「外側の世界」へと引き戻してしまう強力な存在がスマホです。

スマホは今や生活に欠かせないインフラであり、世界とつながる魔法の扉ですが、それが 24 時間 365 日開きっぱなしだとしたらどうでしょうか。あなたの脳と心には、「望まない情報」という土足の来客が絶えず入り込み、安らぐ暇もありません。

スマホが鳴ると、私たちは反射的に画面を見てしまいます。これは、脳が「新しい情報(報酬)」を期待して反応してしまうからです。そのたびに集中力は途切れ、意識は「自分軸」から「他人軸」へと強制的に切り替えられてしまいます。

また、スマホは自分の興味関心によって表示される情報が偏り、同じような意見や価値観を持つ人とばかりつながるため、自他の境界線が弱まりやすくなります。

脳と心を疲労させないためには、スマホという道具との関係性を「使われる側」から「使いこなす側」へと軸を変更する必要があります。 目的もなく大量の情報を詰め込み続けると、脳や心はその処理に追われて消耗し、疲れ果ててしまいます。

「情報は、自分が欲しいときに、自分から取りにいく」。自らの好奇心を取り戻すだけで、脳と心のエネルギーがつくり出され、疲労感は劇的に軽減されます。

デジタルデトックスのための 3 つのルール

心の健康を守るためには、スマホを持ち込まない「聖域(サンクチュアリ)」を寝室や食卓などにつくることをおすすめします。寝る直前までブルーライトや情報の波にさらされていると、脳は過緊張状態が続き、睡眠の質が低下します。また、食事中にスマホを見ていると、「味わう」という五感の喜びが半減してしまいます。

● 朝起きたら、朝食まではスマホをチェックせず、体を軽く動かす
● 食事のときはスマホを伏せて、料理の色や香り、味に集中する
● 寝室にはスマホではなく、読みかけの本を持ち込む

このルールを守るだけで、1日のうち1~2時間は確実にスマホから離れることとなり、自分自身の感覚を取り戻すことができます。

自分にとって必要な情報に「つながる」と「切る」を、自分の意志で選択し、スマホに「使われる」のではなく、自分の人生を豊かにするために目的を持って「使う」いうこと。境界線と自分軸を持つことによって、スマホが「ノイズ」から世界を広げる「窓」へと変わるはずです。

POINT

情報に対して受け身にならず、自分で「つながる」と「切る」を選ぶことが大切。
スマホとの付き合い方のルールを決めよう。

【出典】『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』著:長沼睦雄

【著者紹介】
長沼睦雄(ながぬま・むつお)
十勝むつみのクリニック院長・精神科医。昭和31年生まれ。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て神経内科を専攻し、北海道大学大学院にて神経生化学の基礎研究を修了。その後、障害児医療分野に転向し、道立札幌療育センターにて14 年間児童精神科医として勤務。平成20 年より道立緑ヶ丘病院精神科に転勤し児童と成人の診療を行う。平成28 年に帯広にて十勝むつみのクリニックを開院。急性期の症状を対症療法的に治療する西洋医学に疑問を感じ、HSP・アダルトチルドレン・神経発達症・発達性トラウマ障害・慢性疲労症候群などの慢性機能性疾患に対し、「脳と心と体と食と魂」をつなぐ根本治療を目指す統合医療に取り組んでいる。
『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』『繊細で敏感でも、自分らしくラクに生きていける本』(共に永岡書店)、『子どもの敏感さに困ったら読む本』『10 代のための疲れた心がラクになる本』(共に誠文堂新光社)、『その、しんどさは「季節ブルー」』(日本文芸社)など著書多数。

【書誌情報】
『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』
著:長沼睦雄


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「しっかり休んでいるつもりなのに、疲れがとれない。」
「小さなことですぐに落ちこんでしまう。」
「頑張っているのに、空回りして上手くいかない」

そんな状態が続くとき、私たちはつい「もっと休まなきゃ」「前向きにならなきゃ」と自分を励まそうとします。
けれど、それでもラクにならないのはなぜでしょうか。

もしかしたら、その原因は、心の奥にしまい込んできた〈闇〉や〈影〉――
つまり、ふたをしてきた本音や感情にあるかもしれません。

怒り、悲しみ、不安、嫉妬、あきらめ。
感じてはいけないと思ってきた感情ほど、気づかないうちに心のエネルギーを消耗させていくのです。

そんなときに役立つのが、感情を紙に書き出す「ジャーナリング」。

誰にも見せないノートに、評価も正解も求めず、ただ今の気持ちを書いていくことで、心の奥に溜まったものが少しずつ流れ出し、不思議なほど心と体が軽くなっていきます。

本音を出すだけで、心は回復する。
ジャーナリングは、つい頑張りすぎてしまう人のための、
「書いて、出して、軽くなる」
感情デトックスというセルフケアです。

初めての方でも大丈夫。
この本は、「整えようとしない」「頑張らなくてもいい」、やさしいスモールステップで構成されています。

常時接続の現代だからこそ、自分とだけつながる時間を大切にすることで理由のわからないつらさが消え、他人の声に振り回されなくなります。
疲れきった毎日から抜け出し、本来の自分に戻るための1冊です。

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