「入力」過多が心の疲れを蓄積させる 心のデトックスに「出力」が必要なワケ【感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング】

心に余裕がないのは「入力( インプット)」が多すぎるから

ちょっとした時間にもスマホを取り出し、SNSをチェックするのが習慣になっていませんか。
「入力(インプット)」の多い生活が続くと、知らず知らずのうちに、心に闇や影を溜めていることも。
その存在に気づき、外に出すことが大切なあなたの心を守ります。


「出力」は疲れの根本的な解消につながる

このように、日々スマホやSNSを通じて「入力」をし続けていると、知らず知らずのうちに外側に意識が向き、自分の感情や感覚が置き去りにされていきます。そして溜め込んだ感情や感覚は闇や影となって、心に重く寝そべっているのです。

心の闇や影を抑え込むことには驚くほど多くのエネルギーが必要です。嫌なことを言われても笑顔でやり過ごす、不安があっても平気なふりをする、怒りを感じてもぐっと飲み込む。こうした「感情の抑圧」は、水の中にゴムボールを沈め続けるようなもの。手を離せば勢いよく飛び出そうとするボールを、水面下に押し留めておくためには、常に強い力を加え続けなければなりません。この、無意識に行っている「闇を隠す力」こそが、あなたの元気を奪い、寝てもとれない疲れを引き起こすのです。

では、私たちはどうすればよいのでしょうか。

入力過多の生活によるエネルギーの消耗や疲労を根本的に解消するために不可欠なのが、「出力」です。 抑圧された感情や感覚、言えなかった本音、自分の中に渦巻くモヤモヤした闇や影を、安全な形で体外へと出し切ってしまうこと。これこそが、「心のデトックス」であり、エネルギーの浪費を止める解決策です。

とはいえ、自分の内面の闇や影と向き合うことに多くの人は抵抗を感じるはずです。そこには、見たくない自分の弱さ、醜い嫉妬心、情けない後悔、ドロドロとした怒りが渦巻いているからです。しかし、やりたくないからといって放置していても、心の中には「必要のないゴミやノイズ」が溜まり続ける一方。やがてそれらは「わけもなくイライラする」「ささいなことで怒り出す」「何をしていても楽しくない」といった形で、あなたの日常を侵食し始めます。

心の闇や影へのジャッジを捨てると、自分を認められるようになる

自分の心の闇や影を無理に分析したり、反省したりする必要はありません。ただそれに気づいたときに、自然とわき上がってくる感情や感覚を、良い悪いでジャッジせずに、そのまま外に出していきます。体の中にある「つまり」を解消するかのように、外に表していく。この作業を繰り返していくと、不思議なことに、あれほど重く感じていた心や体がフッと軽くなる瞬間が訪れます。

「出力」の最大の効用は、最終的に自分の内にある闇や影を認められるようになることです。どんなにネガティブな感情も、情けない自分も、一度外に出して客観的に眺めてみると、「人間だもの、こういうこともあるよな」「それだけ私は傷ついていたんだな」と思えるようになってきます。

相手を責めたり、自分を否定するエネルギーを使わなくなったとき、あなたの心には新たな余白が生まれ、そこに本来の希望や安心感が戻ってくるでしょう。「出力」は、あなたがあなた自身と仲直りし、自分らしい人生を取り戻すための、力強い味方です。

POINT

「入力」が多いライフスタイルだからこそ、「出力」で感情を外に出すことが、根本から疲れを手放す近道に。

【出典】『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』著:長沼睦雄

【著者紹介】
長沼睦雄(ながぬま・むつお)
十勝むつみのクリニック院長・精神科医。昭和31年生まれ。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て神経内科を専攻し、北海道大学大学院にて神経生化学の基礎研究を修了。その後、障害児医療分野に転向し、道立札幌療育センターにて14 年間児童精神科医として勤務。平成20 年より道立緑ヶ丘病院精神科に転勤し児童と成人の診療を行う。平成28 年に帯広にて十勝むつみのクリニックを開院。急性期の症状を対症療法的に治療する西洋医学に疑問を感じ、HSP・アダルトチルドレン・神経発達症・発達性トラウマ障害・慢性疲労症候群などの慢性機能性疾患に対し、「脳と心と体と食と魂」をつなぐ根本治療を目指す統合医療に取り組んでいる。
『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』『繊細で敏感でも、自分らしくラクに生きていける本』(共に永岡書店)、『子どもの敏感さに困ったら読む本』『10 代のための疲れた心がラクになる本』(共に誠文堂新光社)、『その、しんどさは「季節ブルー」』(日本文芸社)など著書多数。

【書誌情報】
『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』
著:長沼睦雄


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「しっかり休んでいるつもりなのに、疲れがとれない。」
「小さなことですぐに落ちこんでしまう。」
「頑張っているのに、空回りして上手くいかない」

そんな状態が続くとき、私たちはつい「もっと休まなきゃ」「前向きにならなきゃ」と自分を励まそうとします。
けれど、それでもラクにならないのはなぜでしょうか。

もしかしたら、その原因は、心の奥にしまい込んできた〈闇〉や〈影〉――
つまり、ふたをしてきた本音や感情にあるかもしれません。

怒り、悲しみ、不安、嫉妬、あきらめ。
感じてはいけないと思ってきた感情ほど、気づかないうちに心のエネルギーを消耗させていくのです。

そんなときに役立つのが、感情を紙に書き出す「ジャーナリング」。

誰にも見せないノートに、評価も正解も求めず、ただ今の気持ちを書いていくことで、心の奥に溜まったものが少しずつ流れ出し、不思議なほど心と体が軽くなっていきます。

本音を出すだけで、心は回復する。
ジャーナリングは、つい頑張りすぎてしまう人のための、
「書いて、出して、軽くなる」
感情デトックスというセルフケアです。

初めての方でも大丈夫。
この本は、「整えようとしない」「頑張らなくてもいい」、やさしいスモールステップで構成されています。

常時接続の現代だからこそ、自分とだけつながる時間を大切にすることで理由のわからないつらさが消え、他人の声に振り回されなくなります。
疲れきった毎日から抜け出し、本来の自分に戻るための1冊です。

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