消費税60%のディストピアで「脳の記憶」を暴く復讐劇が始まるーー『ノーメモリー』が衝撃すぎて脳裏から離れない!

毎週のように新しい漫画が誕生する現代において、ここまで第1話から読者の心臓を鷲掴みにし、背筋を凍らせる作品があったでしょうか。

『レトロの片隅で』などで知られる実力派・昌原光一先生が挑む最新作『ノーメモリー』

一見すると「家族を奪われた哀しき男の復讐劇」に見える本作。しかし、その裏に隠された「SFガジェット」と「主人公の常軌を逸した狂気」が明かされた瞬間、あなたは間違いなくこの物語の虜になります。

今回は、読者を衝撃の渦に叩き込んだ第1話の魅力を、ネタバレありで徹底紹介します!


奪われた最愛の娘、植物状態の妻、そして「消費税60%」の絶望世界

物語の舞台は、近未来の日本。 「先の世界的パンデミック」を経て、AI社会の確立が急速に進んだ世界です。テレビのニュースからは、「物質主義を否定する情緒主義の台頭」や「消費税60%に反対する爆破テロ予告」といった、不穏すぎる社会情勢が流れています。

主人公・中川ノブオは、かつて穏やかな生活を送る公務員でした。しかし、2年前に起きた「女子校生自宅殺害事件」によって人生は暗転します。殺されたのは、彼の愛する16歳の娘・中川ヒトミ。

ノブオ自身が第一発見者だったことから、一時的に重要参考人として疑われますが、犯人のDNAとは一致せず無罪を主張。その後、容疑者候補として浮上した「別の6人の重要参考人」も全員DNAが一致せず、事件から2年後に捜査本部は解散。事件は迷宮入りとなってしまいました。

さらに追い打ちをかけるように、ノブオの妻・ルリは現在、10年もの間、病室でベッドに横たわる植物状態となっています。

ノブオは、毎日欠かさず妻の髪をなで、爪の手入れをする、周囲のナースからも一目置かれる「献身的な夫」として日々を過ごしていました。


優しき夫の裏の顔。深夜の工場跡地で実行される「冷酷な私刑」

しかし、ノブオには誰も知らない「裏の顔」がありました。

夜、ノブオは強面の義兄(ルリの兄)と共謀し、ある計画を実行に移します。 ターゲットは、かつて娘の事件で重要参考人として浮上したものの、DNA不一致で放免された男たち。

バットと袋を手にした義兄は、駐車場でターゲットの一人(柴犬スカジャンの男)を拉致し、暗い廃工場へと連行します。 暗闇に縛り付けられた男の前に、冷酷な瞳で現れたノブオ。

「中川ヒトミを覚えているか?」

恐怖に怯え絶叫する男の頭部を、義兄が容赦なく拳銃で撃ち抜きます。轟く銃声。飛び散る血飛沫。 迷宮入りした事件に対し、遺族による無慈悲な私刑がついに始まったのかーーそう思った読者を、さらなる狂気が襲います。


「アクセスは難しいかも」……脳に直接触れて呟いた、戦慄のセリフ

男が死んだのを確認したノブオは、倒れた遺体の頭部へと近づきます。 そして、傷口に指を差し込み、「グチュ」という生々しい音を立てながら、静かに呟くのです。

「こんなになっちゃ(脳が損傷して)アクセスはむずかしいかも知れないな」

「とりあえず一人目の脳は確保できた」

ノブオの職業は、「国立映画アカデミー(NFA)」の復元課。 そこは、「脳アクセスによって映像を復元する」という、国家予算をかけた10年越しの極秘プロジェクトを推し進める部署でした。

そう、ノブオが復職した真の目的は、娘を殺した犯人の「当時の記憶映像」を、死体の脳から直接引きずり出して暴き出すことだったのです。

ノブオは、足元にすり寄ってきた猫を優しく抱き上げ、「ま、いいか」と微笑みながら、義兄に向けてこう指示を出します。

「お義兄さん、次からは胸か腹を狙って下さいね(脳を破壊しないために)」


まとめ:この男は「狂気の救世主」か、それとも「ただの怪物」か

『ノーメモリー』第1話は、復讐劇としてのカタルシスと、近未来SFとしてのゾッとするリアルさが見事に融合した傑作の予感を漂わせています。

死者の脳から暴かれる、あの日、あの瞬間の「真実」とは何なのか? そして、次のターゲットの運命は?

一度読んだら続きが気になって眠れなくなる、新時代の復讐ノワール・サスペンス。あなたも今すぐ、この衝撃的な第1話を目撃してください!

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ノーメモリー ( 1)

【漫画情報】
『ノーメモリー ( 1) 』/昌原 光一 (著)

娘の殺害犯を探し出す。例え悪に染まろうとも――。

舞台は近未来の日本。
そこでは、『脳アクセス』と呼ばれる、死んだ人間の記憶を復元する技術が発達していた。
中川ノブオは、脳アクセスを用い、過去の名画を復元する仕事をしていたが、ある日、最愛の娘が何者かに殺害される。
それから2年の月日が経ち、事件は迷宮入りとなり、ノブオは自らの手で犯人を粛清することを決意する。
しかし、その方法は、娘殺害の容疑者6人すべてを死人とし、強引に脳アクセスを実行するというもので――⁉

娘の仇を討つため、修羅と化した父親による、後退不可の漆黒の復讐劇が幕を開ける‼

娘の殺害犯を探し出す。例え悪に染まろうとも――。

舞台は近未来の日本。
そこでは、『脳アクセス』と呼ばれる、死んだ人間の記憶を復元する技術が発達していた。
中川ノブオは、脳アクセスを用い、過去の名画を復元する仕事をしていたが、ある日、最愛の娘が何者かに殺害される。
それから2年の月日が経ち、事件は迷宮入りとなり、ノブオは自らの手で犯人を粛清することを決意する。
しかし、その方法は、娘殺害の容疑者6人すべてを死人とし、強引に脳アクセスを実行するというもので――⁉

娘の仇を討つため、修羅と化した父親による、後退不可の漆黒の復讐劇が幕を開ける‼

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