高齢者ほど「高めのコレステロール」が健康の鍵!? 必須アミノ酸の宝庫”卵”【DON’T DIE 100歳まで健康に生きるアルブミンの法則】

卵は必須アミノ酸がそろう”栄養カプセル”

 卵は、タンパク質補給にとても適した、栄養価の高い食材です。一般的によく食されているMサイズの卵1個(約60g)には、およそ7gのタンパク質が含まれており、体に必要な必須アミノ酸をすべて、理想的なバランスで含んでいます

 卵白には「オボアルブミン」と呼ばれる卵特有のタンパク質が含まれ、卵黄にはレシチンという脂質成分が含まれています。レシチンは善玉コレステロールを増やし、血管の健康を保つ働きがあることが知られています。

 完全栄養食と呼ばれる卵ですが、「卵を食べるとコレステロールが上がるから控えたほうがいい」と思い込んでいる人は少なくありません。しかし、この考え方はすでに古いものです。健康な人が1日2~3個の卵を食べても、血中コレステロール値に大きな影響はないことがわかっています。むしろ高齢者では、コレステロール値がやや高めのほうが元気で、フレイルになりにくいという報告もあります。コレステロールはホルモンや細胞膜の材料になる重要な成分であり、年齢を重ねた体には欠かせない存在なのです。

 卵には、タンパク質だけでなく、食物繊維とビタミンCを除くほぼすべてのビタミンとミネラルも含まれています。ビタミンA、D、B群、鉄、カルシウムなど、体を支える栄養素が一つに詰まった、まさに”栄養素のカプセル”のような食材。調理の手間が少なく、朝食や間食にも取り入れやすい卵は、アルブミン値を意識した食事において、積極的に活用したい優秀なタンパク質源です。

血清総コレステロール1mg/dℓ上昇ごとの心疾患死亡率の変化

40代ではコレステロール値が1mg/dl上昇すると、心臓病死亡率も1.1%高くなりましたが、50代では死亡率の増加は0.5%となり、60代では0.3%しか増加しませんでした。さらに80代ではマイナス0.5%、つまりコレステロール値が高いほうが心臓病で亡くなる危険が少ないという結果です。

【出典】『DON’T DIE 100歳まで健康に生きるアルブミンの法則』著:栗原毅/栗原丈徳

【書誌情報】
『DON’T DIE 100歳まで健康に生きるアルブミンの法則』
著:栗原毅/栗原丈徳


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血中の中のたんぱく質で最も多くを占める『アルブミン』。普段の血液検査の結果でも項目の中に入っていますが、あまり気にしていない人も多いかもしれません。
しかし、実はこのアルブミン、体の『健康状態』を表す重要な数値なのです。筋肉が減ってしまったり、たんぱく質不足な食事などによってアルブミンの数値が悪くなると、体の中で最も重要な『たんぱく質』が足りていない証拠です。
その状態のままでいると、さらにたんぱく質が減り、筋肉も落ちて取り返しのつかない状態になってしまうことも。逆に減ってしまっていても、この数値をV字回復すれば、誰でも健康で元気に長生きできる体の状態になれるということなのです。

本書ではいつまでも自分の力で長生きできるために、著者が長年かけて患者に指導してきた『アルブミンの上げ方』を食事、運動、口腔ケアなどの観点から徹底解説します。

その方法は、
1たんぱく質を食べる
2プロテインを飲んでから外出や家事をする
3万病を引き起こす歯周病菌を消し去る歯磨き&舌磨きをする
などなど、誰でもできる簡単なものばかり。

日本の医療費の削減や病院の倒産、病院で薬が手に入らないなどの問題をはじめ、2027年までに10万病床以上を削減する、というような話も出てきています。そんな自分の体は自分で守らなくてはならない時代になるからこそ、『アルブミン』を上げるだけでできる元気で健康な体をぜひ手に入れて下さい!

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