パターが入らない本当の理由とは?技術論を捨ててパット苦手を克服するメンタルリセット術

「あと1メートルなのに、なぜかカップをそれてしまう…」

「パターさえ確実に入れば、今日のスコアはもっと良かったのに!」

ゴルフを愛するすべての人にとって、パッティングは最も身近で、最も頭を悩ませる問題ではないでしょうか。

パッティングが上手くいかないとき、私たちはつい「パターの構え方が悪いのか?」「ストロークがブレているのか?」と、新しい技術書を買い漁ったり、最新のパターに買い替えたりしがちです。

しかし、パットが入らない本当の理由は、技術の不足ではなく、あなたの「持って生まれた性格」にあるのかもしれません。

今回は、多くのゴルファーに愛される名作ゴルフ漫画『ゴルフは気持ち』第20話「パットの秘密」から、技術論の迷路から抜け出し、劇的にパット数を減らすためのメンタルリセット術をご紹介します。


「機械」になろうとするからパットは入らない

素人考えでは、「パッティングほど簡単なものはない」と思えます。 ボールとカップを結んだ線に対して平行に立ち、その線に沿ってパターをまっすぐ振れば、物理的には100%入るはずだからです。

しかし、現実にはそうはいきません。なぜでしょうか?

答えはシンプルです。「人間は機械(ロボット)ではないから」です。

グリーンに立ったとき、私たちは以下のような「目に見えない難関」に直面します。

  • 自分が本当にラインに平行に立てているか分からない(グリーン上に補助線は引けません)
  • パターヘッドを足の線に完璧に平行に振るのが難しい
  • グリーンの微妙な傾斜(上り・下り・フック・スライス)を完璧に読み切るのが極めて困難

「まっすぐにさえ打てない人間が、複雑に曲がるラインを完璧に読み、その通りに打てるわけがない」――。

まずは、「技術だけでパットを完璧にコントロールすることは不可能である」という冷酷な現実を受け入れることから始まります。


パットの才能=「外すことを恐れない性格」である

では、なぜ世の中には「パットが抜群に上手い人」が存在するのでしょうか?

毎日猛練習しているプロですらパットに悩む一方で、ろくに練習もしていないのにパチパチとパットを決めていくアマチュアがいます。

この違いについて、漫画『ゴルフは気持ち』では非常に鋭い真実に辿り着いています。

「パットの才能というのは、外すことを恐れない性格のことなんだ」

パッティングにおいて、最も恐ろしい敵は「外したくない」「ショートしてダボになったらどうしよう」という「恐怖心」や「躊躇(ちゅうちょ)」です。

この精神的な恐怖心が芽生えた瞬間、人間の脳と身体は以下のような誤作動を起こします。

  • 「強く打つと大オーバーするかも…」と躊躇し、インパクトで急に緩んでショートする。
  • 「絶対に外したくない」という緊張から、手がスムーズに動かなくなる(イップス症状)。

逆に、パットが得意な人の特徴はおしなべて「強めに、躊躇なく打つ」ことです。

彼らは「外れたらどうしよう」と心配する前に、いとも簡単にパチッと打ってしまいます。

つまり、パットの上手さは技術論ではなく、「外すことを恐れない、躊躇しない性格」というメンタル面に100%依存しているのです。


性格は直せない!なら「パットは運」と決めつけよう

「自分は慎重でメンタルが弱い性格だから、一生パットは上手くならないのか…」と絶望する必要はありません。 持って生まれた性格を、今すぐ変えるのは不可能です。

そこで提案したいのが、漫画の主人公が導き出した「開き直りのパット術」です。

「パットは運だ!と決めつける」

「入るときもあれば、入らないときもある。入らない日はツキがないからしょうがない」 そう心から開き直るのです。

「運次第」と割り切ることで、心の中にこびりついていた「外す恐怖」が驚くほど軽くなります。

恐怖が消えれば、身体の余計な力が抜け、頭に描いたイメージ通りにスムーズに手が動くようになります。

【今日から試せるメンタルアクション】

  1. 「運が良ければ入る(寄る)」と口に出してアドレスに入る
  2. 「外れても自分の技術のせいではなく、単にツキがなかっただけ」と考える
  3. 入れる気になって、躊躇せずに気楽にストロークする

技術を突き詰めて迷路に入り込んでいる方は、次のラウンドでぜひ「パットは100%運!」と割り切って打ってみてください。嘘のようにパターがスムーズに動き出すはずです。

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【書誌情報】
『ゴルフは気持ち(1)』
著:いけうち 誠一

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そんな時は「早く駆け着けなければ」という一心で、細かな結果を気にしなくなる。すると、そんな時ほど良いスコアがでるもので…!?

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