風船としゃぼん玉だけでOK!子どもの注意の集中や持続力を育む「みるみるゲーム」

\7つの認知領域別遊びのレシピ/
【こんな子におすすめ!】注意を向けるのが苦手な子、集中するのが難しい子

「みるみるゲーム」

イラスト:seesaw.
イラスト:seesaw.

遊び方

(1)しゃぼん玉や風船を子どもの目線の高さでとばして見せる。
(2)しゃぼん玉は吹いてとばし、風船は、手のひらでふわふわつく。
(3)子どもの視線を誘導させるために、上下、左右、斜めなどにしゃぼん玉や風船を動かす。

効果と狙い

⚫視覚の注視力・追従性(目がスムーズに動き続ける力)を高める。
⚫注意の集中や持続力を育む。
⚫動きと方向感覚を学ぶ

遊ぶときのアドバイス

 目で動きを追う、追視遊びは「楽しい体験」と結びつけることが大切です。子どもの好きなアイテムを使い、声かけや笑顔を添えて安心感を与えながら行いましょう。動かすスピードはゆっくりから始め、子どもの反応を見ながら少しずつ変化をつけると集中しつづけられます。

 また、遊びの終わりに「見られたね」と肯定的に伝えると自己肯定感を高めることにもつながります。

遊びをアレンジ

音との組み合わせ

風船や布を動かすときに「右だよ」「上に行くよ」と声をかける。音楽に合わせて動かしてもOK。声をかけることで、視覚と聴覚の統合を促し、言葉や方向感覚の学びにもつながる。

みんなでしゃぼん玉キャッチ

おとながしゃぼん玉をたくさん吹き、子どもたちは「大きいの」「小さいの」など好きなしゃぼん玉を決めて、ゆっくり落ちていくのを目で追いながらキャッチを狙う。目で追う力を自然に育てながら、友だちと一緒に楽しむ協同的な体験になる。

みんなでしゃぼん玉キャッチ/イラスト:seesaw.

【出典】『発達が気になる子の認知遊び』著:藤原里美

【著者情報】
藤原里美(ふじわら・さとみ)
一般社団法人チャイルドフッド・ラボ 代表理事/臨床発達心理士/保育士
公立保育園・東京都立梅ヶ丘病院・東京都立小児総合医療センター・明星大学非常勤講師を経て現職。
発達障害のある子どもの療育、家族支援を行うとともに、園の巡回や発達支援の研修など、支援者育成にも力を注ぐ。「子どもを変えずに、子どもの周りの世界を変える」支援方法により、現場や家庭で実現可能な実践方法を発信している。

【書誌情報】
『発達が気になる子の認知遊び』
著:藤原里美


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発達が気になる子といっしょに!
楽しい遊びを通して、子ども自身が困っていることの解決をめざす大人気シリーズ。

認知発達とは、見る・聞く・記憶する・覚える・考える・予測するなど、情報をキャッチし、物事を理解して考える力が育っていく過程を指します。

わたしたちは日常のなかで多くの情報を受け取り、その情報をあたまのなかで「整理して」、「次にどうするかを判断」しています。
認知発達はこの一連の過程を支える基盤であり、学習だけでなく、生活全般や人との関わり方に深く関係しています。

・遊びが続きにくい
・集団遊びに入りづらい
・指示が入りにくい
・切り替えが難しい
・ルールのある遊びが苦手 など発達が気になる子にとって、
認知発達を育む遊びは特に重要です。

本書で紹介する150個の「認知発達遊び」は、日常のなかで遊び、関わりながら、
その子のペースで認知の土台を育てていくためものです。
認知発達をつぎの7つの領域に分けて解説し、それぞれの領域を育てる具体的な遊びの提案をしています。
1知覚
2注意・処理
3記憶
4言語思考
5実行機能
6社会的認知
7メタ認知

診断の有無にかかわらず支援したいとき、「教える」より「育てる」関わりを大切にしたい場面などで、
それぞれの発達段階にあわせながら、無理なく取り入れられる遊びを紹介します。

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