【拉致?それとも神対応?】「サメのエサにされる…!」18歳女子、港の事故からマグロ漁船へ“連行”された驚きの真相とは?『ツナガール!!』のすれ違いコメディが面白すぎる!

「マグロ漁船ってヤバいやつとつながってるよ」 「使えない奴は海に捨てられて、サメのエサにされるんだから…!」

ネットにはびこる、そんな真偽不明の「マグロ漁船都市伝説」を心の底から信じ込み、恐怖でガタガタと震える18歳のヒロイン・大山あゆか。 そんな彼女が、ある日ひょんなことから本当に超巨大な遠洋マグロ漁船に「連行」されてしまうところから、物語の幕が開きます。

一見すると、「借金のカタに拉致されたサバイバル劇」

しかし、その真相を覗いてみると、そこには「優しすぎる大人たちと、自己評価が低すぎる少女が巻き起こす、驚くべきすれ違い」がありました!

今回は、マンガ『ツナガール!!』の冒頭で描かれる、爆笑必至のドタバタ乗船劇の裏側を徹底的に解説します。


港を襲ったワイヤー断裂事故!「慰謝料」に怯える社長の苦悩

すべての始まりは、漁港で起きた1件の大きな事故でした。 目神水産の最新遠洋マグロ漁船「第五目神丸」が仕込みを行っている最中、なんとクレーンのワイヤーが突然断裂してしまいます。

クレーンから落ちて、猛スピードで暴走する超巨大な冷凍マグロ。その凄まじい現場に、たまたま居合わせたのが大山あゆかでした。 幸い避難が早く、怪我人はいませんでしたが、現場は大慌て。

目神水産の女性社長は、青ざめてこう呟きます。 「あのクレーンもウチの会社の管轄なんだ。こちらのミスで一般人を危険に晒してしまった…最悪の場合…『慰謝料』……!」

船の出港を控えた大事な時期。会社を揺るがしかねない賠償問題や不祥事の危機に、社長は冷や汗を流していたのです。

ヒロイン「ひぃっ!サメのエサにされる!!」

漁労長は、あゆかを心配し、「ウチのフネ(船)の中で診てあげよう」と、親切心から彼なりの最大の「神対応」を提案します。

ところが、極度の恐怖状態にあり、マグロ漁船の都市伝説を本気で信じていたあゆかの脳内では、この言葉が全く異なるニュアンスで翻訳されてしまいます。

「いやああああ!!!いいですいいです!!!マジで怪我なんかないので本当にいいんで!!!サメのエサだけはどうか…!!!」

こうして、漁労長としては「安全な船内医務室でケアしてあげよう」とあゆかを優しく抱え上げた(連行した)だけだったのですが、あゆかにとっては「ついにサメのエサとしてマグロ漁船に拉致される!!」という、絶望の瞬間になってしまったのです。

「ありがとう、海に落ちないようにしてくれたんだね」涙腺崩壊のどんでん返し

恐怖のあまり、カンカンと響くタラップを「お姉ちゃん…っ!」と叫びながらドナドナのように運ばれていったあゆか。 しかし、船内の「サロン(食堂)」に入った瞬間、世界は一変します。

女性クルーの応急処置担当が優しく絆創膏を貼ってくれ、さらに冷え切った身体に差し出されたのは、スパイシーで温かいマグロの煮込み料理「ルンダン」。 ハフハフと美味しい料理を口に運ぶなかで、あゆかはクルーたちの口から「真実」を聞かされることになります。

「身体が冷えてたから、それが心配だったの。海に放り出されたって聞いたから」 「ウチのマグロが海に落ちないようにしてくれたんでしょ。おかげで損害がそんなに出なかった。たいした奴だよお前…ありがとう

そう、あゆかは事故の混乱のなかで、偶然にも「会社の財産であるマグロが海に流出するのをその身で止めてくれた恩人」として、船員全員から深く感謝され、大歓迎されていたのです。

「よくやった」……18年間言われなかった言葉が、少女の心を救う

家庭内で姉からずっと「何をやっても駄目」と否定され続け、自分の価値を完全に見失っていたあゆか。 そんな彼女が、親切で温かいマグロ漁船のクルーたちから、生まれて初めて「よくやった」と認められた瞬間でした。

自分を卑下するあゆかに対し、「あのマグロを止めるとは根性あるな」と心から称賛するクルーたち。あゆかの目からは、絶品のマグロ料理の辛さと、胸にこみ上げる温かい感情で、大粒の涙がボロボロとこぼれ落ちます。

「『よくやった』なんて言われたの、初めてかも……」


まとめ:勘違いから始まる、最高にエモくて笑える新感覚成長コメディ!

恐怖の「拉致事件」だと思っていたものが、実は「命を救われた人々からの、極上の恩返しと大歓迎」だったという、見事なすれ違い劇。

『ツナガール!!』の最大の魅力は、こうした「ドタバタギャグとしての爆笑のテンポ」と、「あゆかの心が救われていく圧倒的なヒューマンドラマ」が奇跡的なバランスで融合している点にあります。

マグロ漁船を巡るあゆかの大冒険は、この大いなる勘違いと温かい涙から始まります。

彼女がこの後、本当に自らの意志でこの「第五目神丸」に乗ることを決意するまでの軌跡を、ぜひその目で確かめてみてください。

読めば絶対に、あなたも彼女を応援したくなるはずです!

【書籍情報】
ツナガール!!
著:町田とし子

『ツナガール!!』表紙 ©町田とし子/日本文芸社

【あらすじ】
「あんたはいいね…妹で。ダメな奴なのに、皆に愛してもらえる」
幼いころから、姉に〝ダメな妹〟というレッテルを貼られ、18年間を生きてきた大山あゆか。

母に愛され、姉に守られ、確かに甘やかされて育った自覚はある――。
でも、そんな自分を変えたくて、少女は決断する!

「マグロ漁船に乗りたいっ!!」

身の程知らずは承知の上!!!
超過酷マグロ漁船に、ゆとり女が自ら志願し挑むッ!!!!

この記事のCategory

求人情報

インフォテキストが入ります