革の密度と軽さがポイント!長年愛用できるシンプルで上質なバッグの条件【究極の私服/干場義雅】

これさえあれば!な基本10大アイテム~基本アイテム編~
BAG【バッグ】

〜 カジュアルだからこそバッグも全体的な統一感が大事 〜

靴と同じで、ひとつのバッグですべてのシーンを網羅することは難しいものです。バッグもTPPOで使い分けるべきだからです。そこで、持っておくべきバッグの種類を紹介し、色選びや着こなし方法などを説明します。バッグはスタイルの中でも、かなりのボリュームを占めるので、バランスや統一感も必要です。そのあたりも説明します。


バッグはこの5種類を揃える!

 バッグも靴と同じく、ライフスタイルによって幅が出るので、ひとつだけ選ぶというのは難しいものです。そこで、街使いを前提に、最低限揃えておきたいバッグを選びました。必要なのはボストンバッグ、普段使いの手提げのバッグ、バッグ・イン・バッグ、ショルダーバッグ、バックパックの5種類です。一通り揃えておけば、さまざまなシーンで活用することができます。出張に行く、ショッピングに行くなど、TPPOに応じて使い分けるといいでしょう。

 例えば2〜3日の旅に行くならボストンバッグ、軽快な装いのときはバックパック、船旅のときには寄港地での観光用のショルダーバッグなど、ライフスタイルによって持ち方が変わってくるものです。用途に合わせ、5種類の中から最善は何かを考えることが大切です。

 ブランドでおすすめしたいのは、ボストンバッグはペッレ モルビダ、手提げバッグはエルメス、バッグ・イン・バッグはブルネロ クチネリ、ショルダーバッグはペッレ モルビダ、バックパックはペッレ モルビダ、ブルネロ クチネリやエルベ シャプリエなどです。

色は黒か茶で揃え、着こなし全体の統一感を

 バッグの色は、ほぼ黒か茶しか持ちません。コーディネートは統一感が重要だからです。靴も基本的には同じ考え方です。黒のバッグを持ったら黒い靴。茶のバッグを持ったら茶の靴を選びます。茶色もなるべくなら濃いめのダークブラウンにしています。なぜならいきなり明るい茶にすると、コーディネートがバラバラに見えるからです。

 選ぶものは必ず品質の良いものを。気にかけかけるのは傷のつきにくい革であるかということ。そして革は密度が大切です。なぜなら、しっかりしていると伸びにくいからです。経年変化によってだんだん自分にフィットしてくるような丈夫で上質、そして傷がつきにくい革が良いのです。

 バッグもほかのアイテム同様に、デザインされすぎているものは好きではありません。いたってシンプルでスタンダードなものがベスト。持っていて悪目立ちせず、コーディネートに溶け込むのが理想的です。

 あとは、軽さも重要。なかなかこれらの条件全部を満たすバッグはありませんが根気よく探しましょう。バッグ=鞄は「革」を「包む」と書くので、個人的には革ものが好きなのですが、エルベ・シャプリエのバックパックは別物。ナイロン素材で革ではありませんが、とても軽いので出張のときなどスーツケースに忍ばせておくと便利です。シャツ1枚分ぐらいの軽さだと思います。品番でいえば978N及び946Cは、20年以上も作り続けられている定番商品ですので、安定感があります。

 バッグをどう合わせたらいいのかという点については前述した通り、色を揃えることが基本。バッグは小物の中でもボリュームが一番ありますから、それに合わせて靴、ベルト、腕時計のベルト、財布などの革小物の色を揃えることです。

 また、茶の鞄を持っていてサングラスは黒いフレームでいいかといったら、それもあまりカッコよくありません。その場合は茶のフレームの方が、統一感が出ます。とても大切なので繰り返しますが、バッグの色を茶か黒にしたら、なるべくなら、それに合わせ着こなし全体の小物の色を全部揃えることです。ファッションでは、統一感がとても重要なのです。

 【出典】『究極の私服』著:干場義雅

【書誌情報】
『究極の私服』
著:干場義雅


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テレビでも人気のファッションディレクターであり、
ウェブマガジン『FORZA STYLE』編集長の著者が大人のカジュアルの絶対法則を解説!

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