【痛まないカラダをつくる新習慣】今から即実践!自然と不調を解消する「ラクかる姿勢」

 ひざが痛い、むくみがひどい、足が冷える、足の裏が痛む、太ももが張っている、外反母趾の痛みに悩んでいる、魚の目がなくならないなどと、足や脚になんらかの悩みやトラブルを抱えていると思います。

 同時に、疲れやすい、やせにくくなった、集中力が続かない、肩がこる、腰が痛い……。こうした
不調に悩んでいるのではないでしょうか。

 これらの症状はすべて「立ち方」と「歩き方」を直すことで改善できます。

 行うことはシンプルで、「人の体の構造に合った立ち方・歩き方をする」だけ。

人体の構造に合った動き方をすれば自然と不調がなくなる

間違った動きの繰り返しで不調が生じる

 外反母趾を治そうとして、テーピングをしたり装具をつけたり、さらには手術まで考える人もいます。けれども、足の形ばかりを整えようとしても本当の意味では治りません。一度よくなっても、必ず再発します。なぜなら、外反母趾になってしまった原因は解決していないからです。

 人間には体の構造上、「最も効率的で自然な動き方」というものが決まっています。例えば、ぞうきんを絞るときの動きもそうです。下のイラストのAとBのどちらのやり方で、あなたはぞうきんを絞っていますか?

 また、重い箱を持ち上げるとき、AとBのどちらの持ち方のほうが楽に持てそうでしょうか? 正解は、どちらもAです。Aのほうはどちらも両脇をしっかり締めています。体の構造上、脇を締めると無理なく力が伝わるようになるのです。

 もし、Bの間違った動き方を長年続けていたら、結果として手首が腱鞘炎になったり、腰を痛めたりといった不調が現れるかもしれません。外反母趾も、まさに間違った動き方を続けてきた結果、生じた不調なのです。そして、間違った動きにあたるのが「歩き方」であり、これが外反母趾の根本的な原因になります。つまり、歩き方にも体の構造上、最も自然な方法があるのです。その歩き方に変えれば外反母趾だけでなく、すべての足と脚の悩みが解消できます。

どちらが体にとって楽?

答えはどちらも

やりやすさなどの好みは別として
● 脇を締める
● 手首に負担がかからない向きになっている

など、人体の構造にあった動きをしているのです。

小さな動きでもこれを毎日行うと考えたらどうでしょう?
間違った動き方を続けると、体への負担が積み重なり、いずれ不調として現れるかもしれません。


人体の構造に合った「ラクかる姿勢」

 基本の姿勢は、骨格の構造に合った姿勢を意識しているので、どこかに力が入ったり負荷がかかったりせず、楽に立つことができ、動きも軽くなります。

足と足の間はこぶし1つ分開ける

こぶし1つ分開くことで、ぐらつくことなくしっかりと上半身を支えられます。

重心の正確な位置は、くるぶしより2~3cm前。かかと側に重心をかける意識でOKです。

ひざの状態


コツ1「とにかく外重心を意識する」

足に悩みを抱えている方のほとんどがつま先&内側重心になっているので、
かかと&外側重心をとにかく意識するようにしましょう。

OK

外側で踏む

基本的にはかかと&外側重心を意識しましょう。

外側で踏んでもがに股にはならない

慣れないと、がに股になっている感覚があるのですが、実際はまっすぐに立てているので気にしなくても大丈夫です。

外側で踏むことで足にロックがかかり、安定する

基本は、このロックがかかった状態をキープすることが大切。最も意識したい姿勢です。

NG

足裏全体or 母指球で踏まないといけないと思っている

足の裏全体を使って踏ん張って立とうとすることをやめましょう。

足裏全体で踏むと、足がまっすぐではなく、内側に向いてしまう。

まっすぐに立とうとすればするほど、内側に重心がのり、ひざが内側へ入っていきます。

内側で踏むと足の骨が広がってゆるみ、不安定になる

着地の衝撃を吸収する瞬間のみ、この状態になるのが好ましく、この状態をキープするのはNG。


コツ2「鏡で自分を客観視する」

なぜ鏡を見る必要があるのか……

● 今までの立ち方に慣れてしまっているから
● 新しい立ち方にしても、すぐに戻ってしまうから
● 新しい立ち方は、自分にとっては違和感のある立ち方だから

自分の感覚ではなく、実際に客観的に見ることが大切です


コツ3「洋服のラインで確認する」

パンツのサイドライン(縫い目)を見るとわかりやすい!

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話』著:中島武志

【著者紹介】
一般社団法人ネイティブウォーキング協会 代表理事
中島武志(なかじま・たけし)
独自開発の歩き方「かかと集中歩き(ゆるかかと歩き)」で、外反母趾を始めとしたさまざまな足の症状が改善することを提唱する足の専門家。医療用測定器での数千に及ぶ改善データを公表し、各界で注目を浴びる。「かかと集中歩き(ゆるかかと歩き)」を導入した治療院や個人・団体は、日本全国に200以上(2026年1月現在)。現在の主な活動は、後進の育成、YouTubeやオンラインセミナーなどでの情報発信、企業や研究者との共同研究など。サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社、サントリーウエルネス株式会社と長年協力関係にあり、歩行指導動画の指導監修、足の測定プログラムの開発など多様な共同開発を行っている。著書に『足・腰・ひざの痛みが消える ゆるかかと歩き』(あさ出版)がある。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話』
著:中島武志


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いつもなんとなく立ったり歩いたりはしているものの、その立ち方や歩き方が今現在の体の状態を作っていることはあまり知られていません。
足先の着地から始まり、その力が上へ上へと登っていき、下半身、上半身へと繋がっていくので、実はひざの痛みや腰痛はもちろん、上半身の痛みや不調ですら脚と足の使い方が正しくできていないために起こっていることもあります。
逆にいえば、脚と足の使い方を変えるだけで、痛みや不調もよくなり、勝手に正しい姿勢に矯正されて美しく見えて、運動パフォーマンスが上がったり疲れにくくなるなどの超多大なメリットがあるのです。

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