目立つからこそ愛された?人間を惹きつける「猫の毛柄」に隠された生存戦略【猫柄図鑑】

猫はなぜ目立つ毛色をしている?

 野生動物の毛色や柄は、森や砂地などにまぎれ、捕食者や獲物から身を隠すために重要な役割を果たします。ですが、猫の毛色や柄はバリエーション豊かで、お世辞にもカモフラージュ向きとは言えません。なぜこんな姿をしているのでしょう?

 これまでにお話ししたとおり、猫の毛色や柄は遺伝子によって決まっており、野生の猫に見られないものは、家畜化が始まってから起きた突然変異です。野生の猫の場合、突然変異で得た毛柄はたいてい目立ちすぎて、生き残るうえでは足かせになります。しかし、人間のもとで暮らす猫の場合、これまで見たことのないような毛柄はむしろ重宝され、人間はその遺伝子を残そうと努めてきました。

 近年では、動物の遺伝学が確立され、珍しい毛柄を品種として残してゆくことができるようになりました。毛柄の多様なバリエーションによって、猫はより人間を惹きつける存在となったのです。

白、茶キジ、三毛、グレーなどの目立つ毛柄は、人とともに暮らす猫ならでは。

【出典】『猫柄図鑑』監修:山根明弘

【書誌情報】
『猫柄図鑑』
監修:山根明弘


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三毛猫はなぜ雌が多いのか、オッドアイはなぜ起こるのかなどの遺伝的なことから、
柄ごとの特性の違いを解明しながら解説しています。
猫を飼っている人もそうでない人も楽しめる楽しい「猫柄図鑑」です。

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