湯浅京己が連投テストで2者連続三振を奪う圧巻の1回完全投球

7月30日、レグザムボールパーク丸亀で行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦に、阪神タイガース3番手・岩田将貴に代わり、4番手でマウンドに上がった湯浅京己は、1回を8球で無安打無失点2奪三振。連投テストとして設定されたマウンドで2者連続三振を奪う1回完全投球を披露し、1軍再昇格へアピールした。

9回、阪神タイガース3番手・岩田将貴に代わり、4番手でマウンドに上がった湯浅京己は、先頭打者の韮澤雄也を2球目ストレートでライトフライ、続く名原典彦を3球目スライダーで空振り三振。中村貴浩も3球目128kmフォークで空振り三振と自慢のフォークを3球連続で続け、圧巻の2者連続三振を奪う1回完全投球を披露した。

連投テスト初日となった29日の広島カープ戦では、2点リードの9回に登板。先頭打者のマクブルームをフォークで空振り三振。田村俊介も空振り三振。二俣翔一に二塁打を打たれるも、曽根海成をファーストゴロに仕留め、1回1安打無失点2奪三振、最速150kmをマークする好投を披露していた。

湯浅京己はセ・パ交流戦でセーブ失敗が続き、6月16日に2軍降格。その後は「右前腕筋挫傷」を理由としてファン投票での出場が決まっていたマイナビオールスターゲーム2023を辞退するなど、怪我の回復に専念していた。2軍降格後は2度、シート打撃に登板し、23日の富山サンダーバーズとの練習試合で約1カ月ぶりの実戦復帰を果たしていた。

1軍では岩崎優が湯浅京己の離脱後、好投を続け、湯浅京己の代役守護神としてフル回転の活躍を見せてくれている。しかし、夏場を一人でフル回転すれば、シーズン終盤に必ずそのツケが回ってくる。

これで実戦4試合連続無失点で、1軍再昇格を視界に捉えた湯浅京己。

湯浅京己が1軍昇格を果たし、再び阪神タイガースの守護神としてマウンドで躍動してもらいたい。