コラム

少数派が多数派の考えを変えるにはどうすればいいのか?【社会心理学】

多数派の意見が常に通るとは限らない 集団ができると、そこには必ず多数派と少数派が生まれます。多くの場合、多数派の意見が優先されますが、少数派の声が多数派に影響を与えることもあります。これを少数者影響過程と言います。 モス […]

損をしてでも人間は集団の優位性を保ってしまう「社会的アイデンティティ」とは?【社会心理学】

優位性を確認することで自尊心を高める 私たちは、日常生活する中で、様々な集団に属しています。いずれの場合も、集団の中での立ち位置や、所属するまでの経緯などもあり、その関わり方は複雑です。 ヨーロッパの心理学者であるヘンリ […]

集団同士の対立はどのようにして起きるのか?【社会心理学】

敵集団への強い敵対感情によって対立が起こる 味方のチームに声援を送り、敵チームには野次を飛ばす。スポーツマンシップを無視した行為ですが、スポーツの現場でたびたび見られる光景です。 人は自分が属するチーム(内集団)には思い […]

正解者がいても間違った答えにたどりつく「プロセス・ロス」の問題とは!?【社会心理学】

正解者がいても間違った答えにたどりつくのはなぜか 私たちはひとりがすべてを決定する独裁よりも、グループで話し合いを行う民主的な決定のほうが好ましいと考えています。私たちは集団は個人よりも優れた判断ができると信じがちですが […]

会社の判断がおかしくても反論できないワケ【社会心理学】

集団で決定したことは簡単には覆せない! 集団極化や集団的浅慮など、集団での意思決定には、さまざまな問題が発生する可能性があります。では、集団で決定したことが、あとになって間違っていたと判明した場合、これをすぐに撤回するこ […]

あなたの所属する組織は大丈夫?ヤバい集団の3つの特徴【社会心理学】

3つの兆候がある組織は要注意! 個人だと正しい判断ができるのに、集団で協議すると間違った判断を下してしまうことがあります。これは「集団的浅慮」(グループシンク)と呼ばれ、アメリカの心理学者ジャニスによって提唱されました。 […]

なぜ集団で出した決定は的外れなことが多いのか?【社会心理学】

集団による決定は偏ったものになりやすい 物事を決定する際、ひとりで決めるよりも、みんなで話し合ったほうが、より安全で無難な決定になりやすいと思いがちです。しかし、ストーナーの研究によると、実はそうでもないことが明らかとな […]

どんな善良な人でも犯罪行為を犯す危険性がある怖い理由とは?【社会心理学】

服従を起こさせる5つの社会的勢力 私たちはグループでなにかを決めるとき、本心では違うことを思っているのに、周囲に合わせて同調してしまうことがあります。こうした上辺だけの同調のことを「外面的同調」といいます。 たとえば、こ […]

集団において間違った判断が多いのには理由がある!【社会心理学】

他の人の影響により集団規範がつくられる 集団の中で共有されている価値判断や行動判断の規準のことを「集団規範」と呼びます。集団において、そのグループ独自のルールや慣習、価値観があることはめずらしくありませんが、このような集 […]

「疎外感」が人を犯罪へと走らせてしまう大きな要因とは!?【社会心理学】

社会的排除の状態にあると攻撃性が高くなる 1995年から2001年にかけてアメリカで発生した15件の学校での銃発砲事件のうち、13件の加害者はひどいいじめや仲間外れにあっていました。また、日本でも強盗犯少年は家族との関係 […]

あなたがなかなかタバコを止められないのはナゼ?【社会心理学】

解釈を変えることで矛盾を解消する 自分の心の中に矛盾を抱えた状態のことを「認知的不協和」といいます。これはフェスティンガーによって提唱された理論で、認知的不協和が起きると、人は無意識のうちにそれを解消しようとします。 こ […]

大型地震の中でも人が避難しなかったのはなぜ?【社会心理学】

他人が行動しないと緊急事態と気づかない 近年、日本では集中豪雨などによる被害が相次いでいます。こうした災害時には気象庁が避難勧告を出して警戒を呼びかけますが、それでも逃げ遅れて被害に遭う人も少なくありません。 災害時に人 […]
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