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いろいろな野菜を一から揃えるのは大変!スーパーやコンビニで種類が増えてきた「カット野菜」の便利な使い方とは?【70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう】

Text:特定非営利活動法人 京都栄養士ネット

手軽に栄養がとれる食品、たくさんの種類を少しずつとれて便利!【70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう】

スーパーでもコンビニでも増えてきたのがカット野菜です。例えば野菜炒めをするときに、いろいろな野菜を一から揃えると、それぞれの野菜が使い切れず、野菜室の中で腐らせてしまうということもありますが、それを解決してくれるのが、多品目の野菜が少量ずつ入っているカット野菜です。当初は野菜炒め用、生野菜サラダ用くらいしかありませんでしたが、現在ではメニューに応じた野菜がセットされたもの、下ゆでされていて、調理がかんたんなものも出ています。洗わずにそのまま調理できるものが多いですが、水洗いが必要なものもあるので、袋の記載を確認しましょう。

ゆで野菜は重宝する

普通に調理すると加熱に時間がかかる野菜も、やわらかく水やスープで煮た状態で販売されています。煮物、豚汁、スープ、カレーなどが手軽に作れます。

料理によって使い分けたいカット野菜

サラダ用:多種の葉物や色とりどりの野菜でレストランのサラダのように。

野菜炒め用:セットされている野菜の種類や割合も様々なものがあります。

豚汁用:すでに加熱済みなので水とだしで煮て、味噌を加えれば完成します。

カレー用:水と肉を加えて軽く煮て、カレールーを入れればかんたんにカレーが作れます。

鍋物用:鍋物用野菜がカットされています。水とスープの素で肉や魚と一緒に炊けば栄養満点に。

薬味:余らせがちな薬味用野菜。細かく刻む手間も省けて便利です。

【出典】『70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう』
監修:特定非営利活動法人 京都栄養士ネット  日本文芸社刊

監修者プロフィール
訪問栄養食事指導で地域の皆様の健康と栄養をサポートする管理栄養士のグループ。メンバーは京都府栄養士会の会員。2018年9月に認定栄養ケアステーションの認定を受け、京都府全域で訪問栄養指導を中心とした活動を行っている。2021年10月より機能強化型栄養ケアステーションに移行認定。在宅で療養されている方を訪問して、その方にあった食事の作り方やどの程度栄養量が摂れているか何を補えばよいかなどを、その方の嗜好や生活環境を大事にしながら、一人ひとりその人にあった形で提案し、実践してもらえる支援を目指し、多職種と連携し活動している。


70歳を過ぎ、「食が細くなった」「料理も面倒」「元気が出ない」と感じている方は、もしかしたら「低栄養」が原因かも?日々の食事は、健康な体をつくります。シニアになると体の変化に合わせて、必要な栄養もとりかたも変わってきます。この本では、訪問栄養指導の栄養士チームが「手軽」に「おいしく食べて」、「健康寿命をのばす」とっておきの食事のくふうを紹介します。品数が豊富じゃなくても、量が食べられなくても、料理が苦手でも、身近なものから栄養がとるコツがあります。・いつもの食事にちょい足しするだけ!手軽にたんぱく質が補える○○!・30品目用意しなくても、お皿は3つでいい・「食べ順」で栄養の取り逃しを防ぐ・やめられない菓子パンを○○に置き換えてみたら栄養がアップ!・全部手作りじゃなくていい!スーパーやコンビニで手に入るお助け食材ベテラン栄養士が現場で得た知見から生まれた、すぐに使える超実用的な栄養本です。1人暮らしでも、ご夫婦でも、親御さんの食事や栄養状態が気になるかたにも役立つ知識が満載です。3年先、5年先、10年先の健康な身体をつくる「栄養」がとれる食事をはじめましょう!

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