浅村栄斗とブラッシュがともに33本塁打で打線良化！

浅村栄斗&ブラッシュ加入が大吉!Wエース不在でよく耐えた！

【2019シーズン成績】
71勝68敗4分
勝率 .511
得 点 614 ③
失 点 578 ②
本塁打 141 ④
盗 塁 48 ⑤
打 率 .251 ②
防御率 3.74 ②

昨季の最下位から3位に浮上した楽天。補強をズバリと的中させた。大幅に良化したのは打線だ。FA加入の浅村栄斗と新外国人のブラッシュがともに33本塁打をかっ飛ばし、中軸を固めると、現有戦力の茂木栄五郎、島内宏明、銀次も3割台 後半の出塁率を記録。

これまでは中軸になくてはならない存在だったウィーラーを7番で起用する余裕すら生まれた。昨年比+94の総得点が順位に直結している。課題があるとすれば、リーグワーストタイの48盗塁の機動力。

昨季21盗塁の田中和基が不調に陥ったのが痛かったが、下位打線はまだまだ伸びしろがあるともいえる。先発陣もよく耐えきった。3月に則本昂大が右肘のクリーニング手術に踏み切り、岸孝之も開幕戦で左太ももを痛めて離脱。いきなり、Wエースを欠いてしまった。

それでも美馬学が8勝5敗、辛島航が9勝6敗と奮闘し、5月から先発に昇格した石橋良太も8勝7敗。打線の勢いを背景に打撃戦では負けない水準をキープした。

さらにリリーフ陣も安定していた。松井裕樹を守護神に森原康平、青山浩二、高梨雄平、ブセニッツ、ハーマン、宋家豪がブルペンを支え、7人が防御率2点台前後にまとめた。

ハーマンと宋家豪は外国人枠の4枠目を争ったが、両者ともに他球団であれば、バリバリのリリーフエースでもおかしくなかった。

先発陣で100イニング超えは美馬学、石橋良太、辛島航の3人だけだったが、ここまでリリーフ陣が整っていると、リリーフ主導の継投ができ、先発の枚数不足まで補う結果になった。

【TEAM LEADER】
打率 銀次 .304
本塁打 浅村栄斗・ブラッシュ 33本
打点 ブラッシュ 95打点
盗塁 辰己涼介 13盗塁
登板 松井裕樹 68試合
勝利 辛島航 9勝
奪三振 美馬学 112奪三振
セーブ 松井裕樹 38S
H P 森原康平 33HP

写真：あもあもだいち

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