クラブをコントロールするにはグリップエンドをリードすることが大事な理由とは？【見るだけで劇的に上手くなるスイングの作り方/阿河徹】

クラブをコントロールするには「引く」動作が大事

◎スイングのベースを作るのはクラブを「引く」動作！

●クラブを引けばスピードも出せる
ゴルフクラブは、長いシャフトに重いヘッドがついています。

そのような道具をコントロールしていくには、「引く」動作をすることが最もラクに扱うポイントです。

押し込んだりすると、力を適切に伝えづらく、ヘッドが地面に突っかかって速く動かすことができません。

じつは、スイングでも同じことが言えます。

ボールに対して押すイメージになるクラブ操作は、コントロールしづらいもの。

ですので、クラブを引いてコントロールする意識を持ってください。

グリップエンドをリードすることが大事なのは、このような理由があるからです。

●右手のイメージから左手に変える
クラブコントロールの練習として、左手でクラブを持ち、グリップエンドをま〜るく円を描くように動かしてみましょう。

中には右手で描く人がいますが、右手ではハンドレートになり、グリップエンドも右サイドの空間での動きになるのでイメージを変えていきましょう。

●腕の動きとともに腰を左回旋させる
左手でクラブを持って円を描いていくときに、腕だけの動きにならないよう、腰を左に回旋させながら体を回していきましょう。

グリップエンドを左サイドに抜けるように上昇させながら、体を左に回していくことで、フェースが自然とクローズになります。

出典：『見るだけで劇的に上手くなるスイングの作り方 飛ばない、曲がる、安定しないをスッキリ解決！』/著：阿河徹

【レッスンプロ情報】
●阿河 徹
ツアープロコーチ。東北高校ゴルフ部コーチ。レッスン歴19年。サンディエゴゴルフアカデミー卒業。米国ゴルフ留学時にデーブペルツショートゲームスクール、アズメディアゴルフスクールなどでゴルフ理論を学ぶ。現在はトップクラスのゴルフ理論とコーチ経験で、藤本佳則、塩見好輝、森田遥、宮里美香などトッププロのスウィング指導を行う。NTTドコモのゴルフアプリ「GOLFAI」の開発監修も担当。東京都世田谷区の井山ゴルフ練習場でアマチュアゴルファーのレッスンも行っている。