森下翔太が2012年の中谷将大以来となるフレッシュ球宴MVP

7月18日、富山市民球場アルペンスタジアムで行われたフレッシュオールスターに、全ウエスタンの「4番・右翼」で先発出場した森下翔太は、4打数3安打3打点。先制の2点タイムリーヒットを放つなど3安打猛打賞、3打点の大暴れで、ウエスタン選抜の4年ぶりの勝利に大きく貢献。阪神タイガースでは2012年の中谷将大以来となるMVPを獲得した。

初回、1アウト1、2塁のチャンスの場面で打席に立った森下翔太は、DeNAベイスターズの小園健太の2球目145kmストレートを捉え、走者一掃の2点タイムリーヒットを放ち、先制点をもたらした。

さらに、3回2アウト走者なしの場面。森下翔太はヤクルトスワローズの竹山日向の3球目146kmストレートをセンター前に弾き返し、マルチヒットを記録。

最後は、7回2アウト2塁のチャンスの場面で、森下翔太は楽天イーグルスの林優樹の4球目138kmストレートをタイムリーヒット。3安打猛打賞、3打点の活躍でMVPを獲得した。

試合前の練習中に、大粒の汗を流しながら笑顔を浮かべ、賞金100万円の最優秀選手を狙いにいくと宣言していた森下翔太。1本塁打を含む3安打2打点を記録したオリックス・バファローズの野口智哉を抑え、3安打3打点の活躍でMVPを獲得した。

森下翔太はリーグ前半戦を1軍では36試合に出場。.183と打率こそ低いが、近本光司の離脱により、8日のヤクルトスワローズ戦から8試合連続で岡田監督から1番を任され、プロ初本塁打やサヨナラ打を放つなど、2本塁打、12打点と存在感を放ち始めている。

近本光司の離脱で、緊急昇格となった佐藤輝明が結果を残せない中、しっかりと近本光司の代役として1番打者で森下翔太は結果を残している。

離脱していた近本光司が19日、1軍の全体練習に合流。リーグ後半戦からスタメン復帰が濃厚な中、森下翔太がスタメン起用を継続されるのか注目だ。