2日間がリカバリーのタイムリミット
ダイエット中に仕事の付き合いや友人とのランチなどで、つい食べすぎてしまうなんてことも。そんなとき行ってほしいのが、これから紹介するリカバリー方法です。胃を元のサイズに戻している期間、または半量の食事に慣れてきたときでも実践すれば、たとえ食べすぎても元の体の状態に戻せますので、焦ったり、落ち込んだりしないでください。
というのも、必要以上に摂取した糖質や脂質が、すぐ脂肪に変わることはないからです。とりすぎた糖質や脂質は消化され、肝臓へと運ばれて2日間蓄えられた後、消費されなかった糖質や脂質だけが、脂肪となって蓄積されます。つまり、2日間が食べすぎを帳消しにできるタイムリミットということ。この間に、余剰エネルギーを使い切ってしまえばいいのです。
やり方はいたってシンプル。半量の食事をそのまま続けるだけ。たったこれだけでリセットできると思えば、モチベーションも保てるはず。できれば、糖質や脂質が多い食事は避けましょう。
さらに、いつもより体を動かすことも意識するとよいでしょう。通勤時に歩く時間を増やしたり、散歩や買い物などで、20~30分程度の有酸素運動によるカロリー消費効果を引き出します。加えて、水分を多めにとることで体液の循環をよくし、体の活性化をはかるのも有効。2日以内でエネルギー消費を上げる工夫をしてみてください。
噛むことでストレスを軽減!?
よく噛むというリズム運動が、ストレスを軽減させるセロトニンの分泌を増やして食べすぎを防止してくれます。
心地よいペースでよく噛んで食べる
噛むベースには個人差があるので、自分で 「心地よい」と感じるリズムで。
ストレスが緩和され、食べすぎを抑制する
食べ始めから5分ほどたつとセロトニンの分泌が始まり過食を抑え込む。
セロトニンの分泌は食べ始めて5分後
セロトニンの分泌は、咀嚼を開始しておよそ5分後に始まり、20~30分かけてピークに。その状態が約2時間続きます。ゆっくり、 よく噛むことが大切です。
出典:『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
著:土田 隆
「最近太ってしまった」、「色々な方法を試したけどなかなか痩せない」、「健康診断の数値も悪くなっている」……。運動不足やストレス、暴飲暴食など原因はさまざまですが、いつの間にかぽっこりおなかになってしまっていたり、病院でメタボの判定を受けてしまった、なんて方も多いのではないでしょうか。しかし痩せようと思っても思うように結果が出なかったり、ストレスから食べ過ぎてしまったり、なかなか継続するのは難しいもの。ですが、その状態を放っておくと内臓脂肪が蓄積して生活習慣病になったり、さらには重度の病へ発展することもあります。そんな悩みを持つ人に向けて、長年肥満治療を行ってきた医師が考案した、ストレス無く痩せてリバウンドもしない『内臓脂肪が落ちる最強プログム』を紹介します。そもそも今の現代人の食事量は多く、その結果として胃が大きくなってしまっていることもあるため、胃のサイズを正常化して自然と痩せていく体作ります。また、たんぱく質をしっかり取り、筋肉と代謝をアップさせて脂肪を消費するための本書オリジナル『内臓脂肪燃焼 万能ふりかけ』の作方も紹介!あらゆる食事に振りかけるだけで高たんぱく食に早変わりする魔法のようなふりかけで、みるみる体が変わります。そのほか、痩せるために必要な生活習慣や、代謝を上げるために一番鍛えるべき「広背筋」の鍛え方までしかあり解説します。誰でも簡単に痩せられて継続しやすいメソッドなので、体型が気になる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2023.10.18