他の色をすべて塗りつぶす白の遺伝子! なぜ白猫の遺伝子は「黒」や「茶」の情報を消去できるのか?【猫柄図鑑】

猫の毛柄を決める毛色の遺伝子【W/w 遺伝子座の特徴】

目の色や聴覚にも影響するほど強力!

 この遺伝子座には、W遺伝子とw遺伝子という2つの対立遺伝子があります。遺伝子名の「W」は英語の「white」に由来します。W遺伝子は全身の毛を真っ白にする強力な遺伝子で、他の遺伝子座(A/a遺伝子座やO/o遺伝子座)の遺伝子型がどのようなものであれ、その効果を消し去ります(エピスタシス効果)。一方、w遺伝子は全身を真っ白にしない遺伝子で、W遺伝子はw遺伝子よりも優性です。白猫は必ずW 遺伝子をひとつ(Ww型)、あるいは2つ(WW型)持っています。遺伝子型がww型の場合のみ、他の遺伝子座の遺伝子が働くことができ、黒猫やキジ猫、三毛猫などになります。

 W遺伝子はとても強力で、毛柄以外にも瞳の色や聴覚にまで影響を及ぼすこともあります。白猫に左右の目の色の違うオッドアイや、難聴の子が多いのはそのためです。

W遺伝子…全身を真っ白にする
w遺伝子…全身を真っ白にしない

W遺伝子を持つ猫

W遺伝子をひとつでも持っていれば、エピスタシス効果によって、必ず全身が真っ白になります。

オッドアイの猫

W遺伝子のエピスタシス効果によって、目の色にまで影響を及ぼし、オッドアイになることもあります。

W遺伝子がひとつでもあれば ⇒ 全身が真っ白に!

【POINT】
白猫以外の猫はみんな「ww型」の遺伝子型を持つ。

【出典】『猫柄図鑑』監修:山根明弘

【書誌情報】
『猫柄図鑑』
監修:山根明弘


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