家で疑似体験して自信をつける?小学校を楽しく過ごすための「おうちサポート」の大切さ【発達が気になる小学生のおうちサポート帖】

入学してからの「困りごと」とおうちサポート

楽しく過ごせるようにサポートをする

 小学校生活、子どもには楽しく過ごしてもらいたいものです。学校で苦手だな、できなくていやだなと思うようなことに対して、おうちでのサポートがあれば、すこし気持ちが楽になるかもしれません。

 困りごとと認識されやすい行動には、何かしらの理由や考えられる背景があります。

 たとえば授業中に立ち歩いてしまう子の場合、気になるものがあって立ち歩いてしまう、 何をしたらいいのかわからない、じっとしているのが苦手など……。行動の背景にあるものは、子どもによって異なります。今は座っているほうがいい時間という認識が弱かったり、まわりに注目してもらいたくて立ち歩いていたりなど、その背景に合わせてサポートしていきましょう。

おうちで練習をしてみよう

イラスト:こやまもえ

 当番や係ができない子の場合は、興味がなくて取り組めない、役割をこなすことにやりがいを感じない、自分が当番だと 気づいていないなどが考えられます。おうちで「当番ごっこ」で給食当番や日直の練習をしてみるというサポート方法もあります。

 すぐにサポートの結果が出なくても焦らず、長い視点で取り組みましょう。子どもの話をしっかりと聞くだけでも、気持ちが楽になったり、わかってくれる人がいることを実感したりするでしょう。

【出典】『発達が気になる小学生のおうちサポート帖』監修:湯汲英史

【監修者情報】
湯汲英史
公認心理師・精神保健福祉士・言語聴覚士。早稲田大学第一文学部心理学専攻卒。現在、公益社団法人発達協会常務理事、練馬区保育園巡回指導員などを務める。
著書に『0歳〜6歳子どもの発達とレジリエンス保育の本―子どもの「立ち直る力」を育てる』(Gakken)、『子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ』(鈴木出版)、『ことばの力を伸ばす考え方・教え方―話す前から一・二語文まで―』(明石書店)、監修書に『心と行動がよくわかる図解発達障害の話』(日本文芸社)など多数。

【イラストレーター】
本田佳世、こやまもえ

【書誌情報】
『発達が気になる小学生のおうちサポート帖』
監修:湯汲英史、イラスト:本田佳世/こやまもえ


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「困った」が「こうすればいいかも」に変わる!

「うちの子、小学校で大丈夫?」
発達が気になる小学生のための、おうちでできるサポート実践集。

就学準備から小学校6年間で遭遇しがちな、
生活動作、授業態度、コミュニケーションや人間関係、学習面などの1「困りごと」2「考えられる背景」3「おうちでできるサポート」をセットで解説。
おうちでできるちょっとした工夫や練習で、子ども自身は変えずに、子どもの行動や習慣を変え、
親子で「こうしたらうまくいくかも」をつかんでいくことを目指します。

発達に障がいを抱える子どもや青年と40年以上かかわり、
小学生前後から成人後までひとりの人と向き合う、
公認心理師・湯汲英史先生だからこその視点で紹介します。

「テキパキ通学路を歩かない」
→手をつながず、大人のカバンを触って一緒に歩き、速さや人との距離感を覚える

「着替えに時間がかかる」
→おうちでは「フラフープの中」や「ジョイントマットの上」だけで着替えるルールにして、着替え中に歩きまわらない・気を散らさない習慣を身につける

「当番や係ができない」
→おうちでもくつを並べる、机をふく、洗濯物を外すなどの当番制を導入

「授業中に立ち歩く」
→おうちでは「座るカード」を作成し、このカードが机にある間は座っているゲームを取り入れる

「忘れもの、なくしものが多い」
→ランドセルのふたの裏に「持ち帰るものリスト」を貼る、おうちに「連絡帳・プリント置き場の箱」をつくる

「自分の気持ちを伝えられない」
→おうちでは「気持ちのことばリスト」を指でさすところから

「人の話を聞かない」
→おうちで、ぬいぐるみをもっている人が話すゲームをしてみる。話終わったらぬいるぐるみを相手に渡してだまるなど

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