金の腕時計は嫌味じゃない?大人だからこそ似合う理由【究極の私服/干場義雅】

※記事は書籍発刊当時の情報を掲載しています。現在の店名、商品名とは違っていることがありますことご了承ください。

カッコいい腕時計とは?

 すごく良い腕時計をしているのに、ツメが汚いのは大人としてナンセンスです。良い腕時計をするなら、当然のように本質的な部分も磨かなければなりません。パテック フィリップなどの高級時計をしていると、「この人すごい人なんじゃないか?」と思われたりするでしょう。特にTシャツにジーンズ、水着の場合などは、着こなしにおける腕時計が占めるパーセンテージが高くなり、視線も集まります。それだけ男性の腕時計は、他人から見られるポイントであるということは意識しておいた方がいいかもしれません。だからこそ僕は、腕時計は自分の納得のいくものを使いたいと思うのです。

 ではカッコいい時計とは? 僕が今一番カッコいいなと思うのは、金の腕時計です。もちろんまだ買えていませんが、いつかは手に入れたいと思っています。なぜ金の腕時計かというと、『LEON』という雑誌の編集者をやっていたときに、岸田一郎さんという名物編集長がいて、その人にこう言われたのです。「愛し合う大人の男女がいるとする。沈没しそうな船で、救助の小舟に乗れるかどうかかわからない。そのとき男が”この腕時計で何とかこいつを乗せてくれ”といって腕時計を差し出し、愛する女性を乗せてもらおうと交渉する。小舟の船頭に”何だこれ?”と聞かれると”金の腕時計”って。金の腕時計は貨幣価値があるんだ。そういう点で言うと、干場は流行の腕時計を持ってるより、金の時計を1本持っていた方がロマンティックでモテると思うよ」と。だから、金の腕時計を1本買おうかなと(笑)。

 ただ金の腕時計が難しいのは、嫌味に見えたり、バブルっぽく見えたりするところ。だから逆に、他のところが枯れてきたな、というとき金の腕時計がいいんですね。巻頭で語ったジャンニ・アニエッリさんみたいに白髪がたくさん出てきたときに、使えたら……。

 それこそ白いTシャツに真っ黒に日焼けして、ブルージーンズに金のロレックスのデイトナ!そんなカジュアルスタイルが超カッコいいと思うのです。


「エドックス」の腕時計

 エドックスは1884年スイスのジュラで創業した、数少ない独立系時計ブランド。時計職人の卓越した技術と創造性、革新性により世界有数の時計メーカーの地位を築きました。その時計作りは、単なる時を刻むものというだけではなく、人生やライフスタイルそのもの。もの作りに注ぐ情熱が、身につける者をグレードアップします。

「ベル&ロス」の腕時計BR01-94

 航空機のコクピットに設置されていた計器を腕時計のデザインにリファイン。それゆえに四角なわけです。まさにBR01-94はベル&ロスの真骨頂。

 【出典】『究極の私服』著:干場義雅

【書誌情報】
『究極の私服』
著:干場義雅


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テレビでも人気のファッションディレクターであり、
ウェブマガジン『FORZA STYLE』編集長の著者が大人のカジュアルの絶対法則を解説!

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