遅寝のリズムは子の脳疲労をためる!「いつも疲れている我が子」を救う朝型習慣化の方法【子ども脳疲労】

夜型化すると、子どもの脳は回復できない

遅寝のリズムは脳疲労をためる

 子どもの生活リズムは、思っている以上に家庭の影響を受けています。何時に夕食を取るか、何時にお風呂に入るか、何時に眠りにつくか。こうした流れは、子どもひとりでは決められるものではありません。多くの場合、親の生活リズムに合わせて形づくられていきます。

 たとえば、仕事で親の帰宅が遅くなると、どうしても夜の時間後ろにズレ込みます。家族そろって食事をしたい、顔を合わせて話をしたい。そう思うと、就寝時刻はどうしても遅くなります。こうした日々が続くと、知らないうちに夜型の生活が定着していきます

 夜型の生活が続くと、脳の回復がなかなか追いつきません。単に睡眠時間が短くなるだけでなく、体内のリズムが整いにくくなるからです。朝は何とか起きられていても、日中の余力が少ない状態が長く続き、「いつも疲れている状態」が当たり前になってしまいます。

 夜は、脳にとって大切な回復の時間帯です。この時間帯にしっかり休めない状態が続けば、疲れは翌日に持ち越されます。一日で回復しきれない疲れが、少しずつ積み重なっていってしまうのです。

 夜型化に気づいたとき、いきなり早寝させようとする必要はありません。普段遅くに寝ている子どもを無理に早く寝かせようとしても、うまく眠れずかえって負担になります。まずは、朝に早起きさせることからはじめてみてください。最初はなかなか目覚めがよくないかもしれませんが、習慣化していくうちにスッキリと起きられるようになります。早く起きれば、その分、眠くなる時間帯も早まるため、無理なく朝型化していくことができます。

【出典】『子ども脳疲労』著:成田奈緒子

【著者紹介】
成田奈緒子(なりた・なおこ)
小児科医・医学博士・脳科学者。発達脳科学を専門とし、子どもの睡眠や生活リズムと脳の発達の関係を長年研究。医療現場で多くの親子と向き合うなかで、子どもの不調の背景には睡眠不足や過干渉など家庭環境の影響が大きいことに着目する。脳の発達段階に即した子育てのあり方を提唱し、講演・執筆活動を通じて広く発信。親子支援事業・子育て科学アクシスを主宰し、保護者向け講座や教育支援にも力を注いでいる。著書に『誤解だらけの子育て』(扶桑社)、『子育てを変えれば脳が変わる こうすれば脳は健康に発達する』(PHP 研究所)、共著に『その「一言」が子どもの脳をダメにする』(SB クリエイティブ)などがある。

【書誌情報】
『子ども脳疲労』
著:成田奈緒子


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「子どもはいつでも元気」はもう通用しない!?
不機嫌・だらだら・集中切れは、「子ども脳疲労」が原因だった!

「うちの子、集中力がないのでは?」「すぐにシャットダウンしてしまうのは体力不足?」
そんな悩みを抱える親御さんは少なくありません。

しかし、その原因は性格でも、やる気の問題でもありません。
実は――子どもの「脳の疲れ」が関係している可能性があります。

かつては「子どもはいつでも元気」という考え方が一般的でした。
けれど現代の子どもたちは、情報量の増加、忙しいスケジュールによる睡眠不足、親の過干渉など、
目に見えない負荷を日常的に受けています。
元気そうに見えても、脳が十分に休めていない――
それが「子ども脳疲労」という状態です。

本書では、子どもの脳と発達を長年研究してきた専門家が、
「なぜ今の子どもは疲れやすいのか」
「脳が疲れると、行動や感情に何が起こるのか」 を、わかりやすく解説します。

さらに、家庭でできる環境の整え方や、
子どもが本来持っている回復力を引き出すための関わり方を紹介。
無理にがんばらせるのではなく、脳を休ませることで、子どもは自分から動き出す――
そのためのヒントが詰まった一冊です。

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