準備ゼロですぐ描ける!色鉛筆が持つ「手軽さ」と「色の深み」【おとなの色鉛筆イラスト帖】

スマートフォンで手軽に写真を残せる時代だからこそ、あえて「描いて記録する」楽しさが見直されています。

さんぽで見つけた季節の花々、おいしかったランチ、旅先で出会った景色、愛犬や愛猫の愛らしいしぐさ。そのとき感じた「きれい」「かわいい」「おいしい」という気持ちを、自分の手で描き残す時間は、毎日を少し豊かにしてくれます。

10年以上にわたり絵日記を描き続け、色鉛筆イラストの教室を主宰する若林眞弓先生。今年、きれい・かわいい・おいしい!を記録する おとなの色鉛筆イラスト帖を発売されました。今回は、色鉛筆だからこそ気軽に始められる「描く楽しさ」と、暮らしを彩るイラストの魅力について、お話を伺いました。

――本書には花や食べ物、旅、ペットなど750点ものモチーフが掲載されています。先生は、なぜ『描く暮らし』をすすめたいのでしょうか。

若林先生:忙しい毎日を過ごしていると、一日があっという間に終わってしまいます。でも、描く習慣があると「今日はこれを描こう」と思える瞬間が自然と増えていくんです。

写真は撮って終わりになりがちですが、自分で描くと、その時の空気や感動まで思い出として残ります。描くことは、暮らしを味わうことにもつながると思っています。

――そんな毎日の記録に、色鉛筆はぴったりなのでしょうか。

若林先生:はい。一番の魅力は手軽さです。水彩のように準備も片付けも必要ありません。描きたいと思った瞬間に始められて、途中で止めてもまたすぐ再開できます。

さらに色鉛筆は重ね塗りによって深みのある色を作れる画材でもあります。例えば赤いトマトでもオレンジやグリーンを少し重ねるだけで、ぐっと本格的な表情になります。

――初心者にはどんな色鉛筆がおすすめですか。

若林先生:最初はひと目で色が把握できる24色〜36色セットがおすすめです。足りない色が出てきたら、その都度買い足していくのがよいでしょう。

ホルベイン「アーチスト色鉛筆 OP930」の24色か36色セットがおすすめ。発色がよく、のちのち本格的な色鉛筆画を描くのにも使えます。

究極を言えば、昔懐かしい「赤青鉛筆」1本でも、筆圧で濃淡をつければ陰影や立体感を表現でき、立派な絵が描けるんですよ。まずは手持ちのもので、気軽に描き始めてみてください。

なんとこちらは新幹線の移動中に「赤青鉛筆」1本でささっと描かれた絵日記。場所を選ばずすぐに描けるのが色鉛筆の大きな魅力です。

『きれい・かわいい・おいしい!を記録する おとなの色鉛筆イラスト帖』では見て、まねするだけで描けるよう構成しています。まずは花一輪、コーヒーカップひとつからでも大丈夫。

上手に描くことではなく、「今日のきれい」「今日のおいしい」を自分の手で残す楽しさを、ぜひ味わっていただけたらうれしいです。

【書誌情報】
『きれい・かわいい・おいしい!を記録する おとなの色鉛筆イラスト帖』
著者:若林眞弓


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ペン1本と色鉛筆で、まねするだけでかんたんに描ける!絵が苦手でも大人っぽく仕上がる簡単メソッドが満載。手帳や日記にすぐ使えるお洒落なモチーフがたっぷり750点収録です!「今日出会った感動」を気軽に残せる、記録のためのイラストの描き方が身につく一冊です。

【著者紹介】
若林眞弓

イラストレーター、カラーリスト。
島根県生まれ。会社員時代、ストレス解消の手段として色鉛筆に出会い、独学で描き始める。ネットを通じて届く「私も描いてみたい」という声に応えて、2009 年からオリジナルの図柄と塗り方レシピを使った色鉛筆塗り絵の教室を開講。現在は、生活を自分の作品で彩る楽しさを知ってほしいと、島根、東京、大阪、オンラインで塗り絵とイラスト教室を実施している。著書に『ぬりえ彩色レッスン帖』(コスミック出版)、『塗り絵でまなぶ色鉛筆画のきほん 12色だけで花もお菓子もこんなに描ける』(ホビージャパン)、『センスも時間もいらない おとなの絵日記レッスン』『60歳からの色鉛筆画教室』(ともに日本文芸社)などがある。
ブログ:https://www.belta.jp/art/
Instagram:https://www.instagram.com/bluebelta/

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