加糖炭酸飲料の摂取で胃がんリスクが上昇?11万人超を追跡した研究結果が発表

毎日1杯の加糖炭酸飲料を飲む習慣が、胃がんの発症リスクを2倍以上に高める可能性があるとする追跡調査の結果が発表された。およそ11万人を対象とした長年の研究において、清涼飲料水の摂取頻度と胃がんリスクに明確な関連性が見られたという。今回の研究結果の概要と、示唆された要因についてお伝えします。
甘い炭酸飲料を毎日1杯で胃がんリスクが2倍以上に、最新研究
毎日1杯の加糖炭酸飲料を飲むだけで、胃がんの発症リスクが2倍以上に高まる可能性があるとする研究結果が発表された。研究チームによると、加糖飲料を1日1杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人に比べ胃がんの発症リスクが2.45倍に上ったという。
この研究は、通常の炭酸飲料やパンチ、レモネード、スポーツドリンクの摂取量を数十年にわたり追跡調査したもので、対象者は11万2284人。このうち278人が胃がんを発症し、内訳は女性140人、男性138人だった。
リスクの上昇は特に女性で顕著で、加糖炭酸飲料を毎日飲む女性は発症リスクが3倍に達した一方、男性は2倍だった。ただし、炭酸飲料を月や週に数回程度しか飲まない人には、有意なリスク上昇は見られなかった。
学術誌「Gastro Hep Advances」に発表した研究チームは、果物に含まれ清涼飲料水にも添加される果糖の摂取量が多いほど胃がんリスクも高まる関連性も確認したが、果糖そのものが原因かは特定できていない。人工甘味料入りの飲料はリスク上昇との関連は見られなかったが、この分野のエビデンスはまだ解明中だと研究者らは注意を促している。
加糖飲料が胃がんと関連する理由もまだ明らかになっていない。研究チームは、体重増加やインスリンの問題、ホルモンの変化、炎症、腸内細菌叢の乱れなどが要因として考えられるとしている。
胃がんは世界のがん死因の第4位で、日本では毎年約10万人以上が新たに診断されている。重要な点として、今回の研究はあくまで観察研究であり、関連性は示せても加糖飲料が胃がんの原因だと証明するものではなく、さらなる研究が必要だとしている。
<文:BANG Showbiz>
今回の研究はあくまで観察研究であり、加糖飲料が直接的な原因であると証明するものではないため、さらなる検証が必要とされています。とはいえ、日頃の飲料選びや生活習慣を見直すうえで参考にしたい知見といえます。今後の研究の進展に注目が集まります。
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