他人の価値観と自分の感情を区別しよう 他人が叱られていると自分まで疲れてしまう原因とは【感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング】

いつも疲れているのは、心に溜まった闇や影のせい?
他人の価値観に振り回されると、自分軸を見失ってしまう
他人の価値観を優先するあまり、自分がどうしたいのかを見失ってしまうことは、大きなストレスや生きづらさを生みます。特に、生まれつき敏感な気質を持つ人や、本音を言えずに育った人は、この問題に直面しやすい傾向にあります。
例えば、「ひといちばい敏感な子(HSC)」は、感情や感覚への反応が強く、共感性が非常に高いという特性を持っています。その共感性は「音叉」にたとえられ、他人の感情や感覚に共鳴しやすいとされます。その結果、他人が叱られていると自分が叱られたように感じたり、相手のネガティブな感情に強く反応してしまったりします。
感じていることを正直に伝えられず、本音を抑圧し続けることは、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態であり、生きるためのエネルギーを使い果たしてしまいます。
本音の言えない環境で育った敏感な子どもは、傷つかないために周囲の状況や他人の顔色を敏感に察知し、過剰適応する育ち方を身につけます。
また、親の期待に応える「いい子」を演じ、自分の本音を押し殺した育ち方は、やがて誰かを助け、助けられている、「共依存」という生き方をもたらします。自分軸のない共依存の状態では、「自分はこうしたい」という本音よりも、「こうすれば認めてもらえるのでは」という周囲に認められることが優先となり、他人の問題や感情を自分のことのように背負い込んでしまうのです。
自分の本音を押さえ込まず、解放させよう
自分の本音にフタをして、他人軸で生きることは、エネルギーを過剰に消費し、脳と心と体に深刻なエネルギー不足を引き起こします。「本音を言えていない」という意識が、喉の痛みや甲状腺の病気といった身体症状として表れることさえあるのです。
このような負のサイクルから抜け出すカギは、他人の価値観ではなく、自分の本音に気づき、優先すること。「仕事に行きたくない」「子育てに疲れた」のような社会的にネガティブとされる価値観であっても、自分の本音を優先すると、自分軸ができ、エネルギーがわいてきます。「自分と他人の問題の区別がつけられない」という境界線(バウンダリー)の弱さに気づき、他人の価値観は他人のものと認識することで、自分のことを大切にできるようになるでしょう。
自分の本音(~したい)を優先することこそが、自分らしい人生を生きるための最も大切な心のあり方なのです。

POINT
他人の価値観で生きると、自分軸がなくなってしまう。
「これは誰の問題?」と区別し、自分の本音に目を向けて
【出典】『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』著:長沼睦雄
【著者紹介】
長沼睦雄(ながぬま・むつお)
十勝むつみのクリニック院長・精神科医。昭和31年生まれ。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て神経内科を専攻し、北海道大学大学院にて神経生化学の基礎研究を修了。その後、障害児医療分野に転向し、道立札幌療育センターにて14 年間児童精神科医として勤務。平成20 年より道立緑ヶ丘病院精神科に転勤し児童と成人の診療を行う。平成28 年に帯広にて十勝むつみのクリニックを開院。急性期の症状を対症療法的に治療する西洋医学に疑問を感じ、HSP・アダルトチルドレン・神経発達症・発達性トラウマ障害・慢性疲労症候群などの慢性機能性疾患に対し、「脳と心と体と食と魂」をつなぐ根本治療を目指す統合医療に取り組んでいる。
『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』『繊細で敏感でも、自分らしくラクに生きていける本』(共に永岡書店)、『子どもの敏感さに困ったら読む本』『10 代のための疲れた心がラクになる本』(共に誠文堂新光社)、『その、しんどさは「季節ブルー」』(日本文芸社)など著書多数。
【書誌情報】
『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』
著:長沼睦雄
「しっかり休んでいるつもりなのに、疲れがとれない。」
「小さなことですぐに落ちこんでしまう。」
「頑張っているのに、空回りして上手くいかない」
そんな状態が続くとき、私たちはつい「もっと休まなきゃ」「前向きにならなきゃ」と自分を励まそうとします。
けれど、それでもラクにならないのはなぜでしょうか。
もしかしたら、その原因は、心の奥にしまい込んできた〈闇〉や〈影〉――
つまり、ふたをしてきた本音や感情にあるかもしれません。
怒り、悲しみ、不安、嫉妬、あきらめ。
感じてはいけないと思ってきた感情ほど、気づかないうちに心のエネルギーを消耗させていくのです。
そんなときに役立つのが、感情を紙に書き出す「ジャーナリング」。
誰にも見せないノートに、評価も正解も求めず、ただ今の気持ちを書いていくことで、心の奥に溜まったものが少しずつ流れ出し、不思議なほど心と体が軽くなっていきます。
本音を出すだけで、心は回復する。
ジャーナリングは、つい頑張りすぎてしまう人のための、
「書いて、出して、軽くなる」
感情デトックスというセルフケアです。
初めての方でも大丈夫。
この本は、「整えようとしない」「頑張らなくてもいい」、やさしいスモールステップで構成されています。
常時接続の現代だからこそ、自分とだけつながる時間を大切にすることで理由のわからないつらさが消え、他人の声に振り回されなくなります。
疲れきった毎日から抜け出し、本来の自分に戻るための1冊です。
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