深層筋が酸素で満たされると脂肪がたくさん燃える!

なぜ、ミオグロビンが肥満解消に役立つのでしょうか。その理由をこれからお話します。
脂肪が燃えるメカニズムとは?
深層筋は、脂肪を燃やす上で中心的な役割を担っている筋肉です。深層筋にあるミオグロビンが、血液によって運ばれてきた酸素を受け取り、ミトコンドリアと呼ばれる小器官に渡すことから脂肪燃焼のサイクルがスタートします。ミトコンドリアとは、細胞内でエネルギーをつくり出している、いわばエンジンのようなもの。全身の細胞1つ1つに存在し、その数は、1つの細胞に数百から数千個と言われています。このミトコンドリアに食事から摂取した栄養と酸素が入り、エンジンが動き出し、周囲の脂肪をエネルギー源として使います。
酸素が不足して肥満になっていた
ミトコンドリアが筋肉細胞内の1つ1つのエンジンだとしたら、脂肪というガソリンがなければ、エンジンはかかりません。しかもそこには、大量の酸素が必要です。酸素が十分に届いていない細胞ではエネルギーがつくられず、脂肪を燃やすことができずに余ってしまいます。従って、「自分なりに痩せようと努力はしているけれど、脂肪が減っていない、むしろ脂肪がつきやすい」という人は、つまりミトコンドリアに酸素が行き渡っていないと考えられます。
ですから、脂肪が燃えやすい体をつくるには、ミトコンドリアに酸素をたっぷり補給することが大前提なのです。そして、ミトコンドリアに酸素を渡しているのが、「ミオグロビン」です。筋肉中のミオグロビンを増やせば、よりたくさんの酸素を取り込めますし、酸素の貯金までできるのです。言ってみれば、細胞に常にエンジンがかかっている状態なので、脂肪が燃焼しやすい体になり、肥満の根本的な解決につながります。
【書誌情報】
『肥満がいやなら 肺を鍛えなさい』
著:加藤雅俊 (薬剤師、体内環境師、薬学予防医療家)
肺の主な役割は「呼吸」と「血液循環」。酸素を含んだ血液を体内に循環させているが、十分に機能しないと不調を招く。
本書では、肺を鍛える方法として「肺ストレッチ」を提案。肺と血液の関係を説明しながら、その方法を紹介する。
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