城郭の国宝第1号!「名古屋城」の豆知識を紹介!【眠れなくなるほど面白い 図解 愛知の話】

名古屋城の豆知識

豆知識① 城郭の国宝第1号だった

太平洋戦争の名古屋大空襲で焼失する前、名古屋城は国宝に指定されていた。1930年に指定されたもので、城郭としての国宝第1号であった。現在の名古屋城は、国の特別史跡に指定されている。

豆知識② かつて殿様専用の脱出路があった

かつての名古屋城二の丸付近には、殿様専用の避難口が作られていた。実際には敵に攻め込まれることなく江戸時代を終えたため、その役割を果たすことはなかったようだ。

豆知識③ 室町時代に建てられた那古野(なごや)城が前身

名古屋城の二の丸付近には、かつて那古野城という城が築かれていた。鎌倉時代後期から、この地を治めていた今川氏の居城で、その後、織田家に奪い取られた。


名古屋城のシンボル「しゃちほこ」ってそもそも何?

しゃちほこは想像上の生き物

しゃちほこは、想像上の生き物で、姿は魚で頭は龍あるいは虎、尾ひれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているとされている。

雄と雌では大きさが違う

名古屋城のしゃちほこは、雌(南側)と雄(北側)で一対となっている。雄のほうが大きく作られているが、覆われている鱗の数は雌のほうが多く、きらびやかになっている。

慶長小判に換算すると17,975枚相当の金が使われている

1612年に作られた初代のしゃちほこは、当時の慶長小判に換算すると、17,975枚にも相当する量の金が使われていた。そのため、尾張藩の財政が苦しくなると、そのたびにしゃちほこの金が当てにされ、明治になるまでに3回作り直されている。

何度も盗難にあっている

多くの金が使われたしゃちほこは、今まで何度も盗難被害にあっている。もちろん、本体を盗んでいくわけではなく、鱗を剥がして盗んでいくのだ。記録にあるところでは、明治時代に3回あり、昭和に入ってからも1937年に、鱗が58枚盗まれるという事件が発生している。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 愛知の話』監修:宮本佳範

【監修者紹介】
宮本 佳範(みやもと・よしのり)
愛知県生まれ。名古屋市立大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(人間文化)。愛知東邦大学経営学部教授。一人旅が好きで、回り道をしつつ観光の研究者になる。専門は観光社会学。持続可能な観光マネジメントの在り方に関心を持ち、観光地で起きている様々な問題について研究。また、“観光は地域のPRメディア”という視点にたち、学生と地元愛知・東海の歴史や文化、自然、産業の魅力を深堀りするツアーの企画にも取り組んでいる。

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【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 愛知の話』
監修:宮本佳範


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