口の乾きや口臭の悪化に注意!唾液量の減少が引き起こすドライマウスのリスクとチェック法【眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話】

あなたのドライマウス度をチェック

早めのケアで口内環境の悪化を防ごう

 唾液にはさまざまな働きがあるため、唾液の分泌量が減って口の中が乾燥することは、口のトラブルを招く要因になり、全身の健康にもよくありません。特に、唾液には自浄作用や抗菌作用があるので、口の中が乾くと細菌が繁殖しやすくなります。

 口臭の二大原因は「歯周病」と「舌苔」ですが、唾液量が少ないことも細菌を増やし、口臭を悪化させる原因になるのです。また、増殖した細菌が血管などを通じて体内に侵入すれば、全身にも悪影響をおよぼす可能性も。唾液が減って口が乾いてしまう病気が、いわゆる「ドライマウス(口腔乾燥症)」です。成人の場合、健康なら1日に1~1・5リットルの唾液が分泌されますが、ドライマウスになるとこの量が極端に減少します。刺激唾液の分泌量を評価する検査の1つとして、ガムテストという検査があります。ガムを10分間噛んだときの唾液量が10ミリリットル以上が正常値となります

 ドライマウスになる原因には、薬の副作用、ストレス、水分摂取量が少ない、加齢、噛む回数の減少、口呼吸による乾燥などがあり、シェーグレン症候群の代表的な症状として出ることも。口臭が気になったり、口内炎ができやすかったり、言葉が発音しにくくなったりした場合は要注意。症状が進行しないよう、早めにケアをしましょう。

ドライマウス度チェック

ドライマウスかどうかセルフチェックをしてみましょう。当てはまる数が多いほどドライマウスの可能性が高まります。

☐ 口の中がネバネバする
☐ 口臭が気になっている
☐ パサパサした食べ物が飲み込みにくい
☐ 舌苔がたくさんついている
☐ 口内炎がよくできる
☐ 口紅が歯につく
☐ いつも口が開いている(口呼吸が多い)
☐ 舌がピリピリする
☐ のどがイガイガする
☐ ろれつが回りにくい

ドライマウス(口腔乾燥症)になると起こるトラブル

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』著:栗原丈徳、栗原毅

【著者紹介】
栗原ヘルスケア研究所 所長 栗原丈徳(くりはら・たけのり)
1982年、東京都生まれ。歯科医師。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。日本抗加齢医学会、日本咀嚼学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会などの会員。「予防歯科」「食と健康」をテーマに活動している。特に「口の健康と全身疾患との関連性」について大学や介護施設などで積極的に講演も行っている。『内科医と歯科医が教える 病気知らずの食べ方 みがき方』(日東書院)、『体が勝手に痩せはじめる おくち美化習慣』(KADOKAWA)など、監修書・著書多数。
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栗原クリニック東京・日本橋 院長 栗原 毅(くりはら・たけし)
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶應義塾大学大学院教授。現在は栗原クリニック 東京・日本橋の院長を務める。日本肝臓学会肝臓専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』(日本文芸社)、『ズボラでもラクラク! 内臓脂肪がスルッと落ちる 超悪玉コレステロールも減らす 自宅でできる名医のワザ!』(三笠書房)など監修書・著書多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』
著:栗原丈徳、栗原毅


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