太っている人ほど寝ていない
よく眠ることが、肥満の予防・改善に大きな役割を果たすのを知っていますか? 睡眠中に分泌が盛んになる成長ホルモンには骨や筋肉を成長させる働きがあり、代謝の促進にも関わります。
また、1日あたり約300kcal の脂肪を分解してくれるといわれており、寝るだけでダイエット効果が期待できます。これまで22時~翌2時に分泌されやすいとされてきましたが、最近では就寝時間に関係なく、入眠後90分~4時間後に分泌するという説が一般的です。
ただし、睡眠の質が悪いと、この分解する量が1/3ほどに減ってしまうため、上手に睡眠をとることが大切になります。ここで知っておきたいのが、睡眠の質を高めるメラトニンと呼ばれるホルモン。こちらは日光を浴びてから14~16時間後に分泌が始まるため、起床後すぐに日光にあたるようにしましょう。
また、メラトニンの材料となるのはトリプトファンと呼ばれる成分。豆腐や納豆などの大豆製品、牛乳やヨーグルトなどの乳製品に多く含まれているので、日光を浴びるとともに、これらを朝食にとるとさらに効果的です。2つのホルモンが十分に分泌されると睡眠だけではなく、規則正しい食事の摂取にも繋がり、生活全体のリズムが整います。
出典:『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
著:土田 隆
「最近太ってしまった」、「色々な方法を試したけどなかなか痩せない」、「健康診断の数値も悪くなっている」……。運動不足やストレス、暴飲暴食など原因はさまざまですが、いつの間にかぽっこりおなかになってしまっていたり、病院でメタボの判定を受けてしまった、なんて方も多いのではないでしょうか。しかし痩せようと思っても思うように結果が出なかったり、ストレスから食べ過ぎてしまったり、なかなか継続するのは難しいもの。ですが、その状態を放っておくと内臓脂肪が蓄積して生活習慣病になったり、さらには重度の病へ発展することもあります。そんな悩みを持つ人に向けて、長年肥満治療を行ってきた医師が考案した、ストレス無く痩せてリバウンドもしない『内臓脂肪が落ちる最強プログム』を紹介します。そもそも今の現代人の食事量は多く、その結果として胃が大きくなってしまっていることもあるため、胃のサイズを正常化して自然と痩せていく体作ります。また、たんぱく質をしっかり取り、筋肉と代謝をアップさせて脂肪を消費するための本書オリジナル『内臓脂肪燃焼 万能ふりかけ』の作方も紹介!あらゆる食事に振りかけるだけで高たんぱく食に早変わりする魔法のようなふりかけで、みるみる体が変わります。そのほか、痩せるために必要な生活習慣や、代謝を上げるために一番鍛えるべき「広背筋」の鍛え方までしかあり解説します。誰でも簡単に痩せられて継続しやすいメソッドなので、体型が気になる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2023.10.23