デイトレードとは、どんな売買なのか？

買った株はその日のうちに売る超短期決戦！

株を持っているのはごくわずかな時間だけ

日経平均株価は3万2000円台に達し、ここ数年、株式市場は活況が続いています。わずか数ヵ月で株価が倍になることは珍しく
ありません。なかには10倍以上になった銘柄もあります。

デイトレードが流行った時代のように、デイトレードで数億円稼ぐ人がたくさん出てくることでしょう。

では、デイトレードとはどんな売買なのでしょうか？

デイトレードとは、「日計(ひばかり)商い」のことです。買った株は、その日のうちに売ってしまう、という売買スタイル。原則として、当日決済なので、大引け（取引終了時間）までに決済します。よほどのことがないかぎり、翌日に持ち越すことはしません。

ですから、株を持っているのは、ごくわずかな時間です。１時間なんていうのは長いほうで、買ってから売るまでの時間が１分間ということも多々あります。

「そんなに速く売買できない」そう思った人もいることでしょう。しかし、その心配はありません。著者もそう思っていましたが、売買経験を積んでいくうちに、いつの間にかできるようになります。

わずかな資金を短期間で数億円にすることが可能

狙う値幅はトレーダーによって、だいぶ幅があります。わずか数円の値幅だけしか狙わないトレーダーもいれば、数十円の値幅を狙うトレーダーもいます。著者は、数円の値幅を狙うタイプです。１円の値幅を１分間で取って、勝ち逃げしてしまうこともよくあります。

そんな値幅ではいくらも儲からないのでは、と思うかもしれませんが、実際はそうではありません。デイトレードは、わずかな時間でわずかな値幅を取るという売買を１日のうちに何度も行ないます。「ちりも積もれば……」ではありませんが、わずかな利益でも売買する回数が多いので、１日にするとけっこうな金額になります。

１００万円の資金で、１日に10万円以上稼ぐことも、十分可能であり、わずかな資金を短期間で、数千万円、数億円にすることも可能です。

上昇相場で大きく儲けるコツ

上昇相場のときにデイトレードで大きく儲けるコツは、「勢いよく上昇している株を買うこと」です。とにかく、上昇の流れに乗ることです。できれば、素早く。上昇相場のときは、勢いよく上がる銘柄がたくさんあります。それらを早く見つけ、素早く流れに乗りましょう。

勢いよく上昇している銘柄は、本書の「上昇率ランキング」で探すことができます。取引時間中は上昇率ランキングを頻繁に見ましょう。

デイトレードとは当日決済の売買のこと

買った株はその日のうちに売る！

株を持っている時間

数分～数時間の売買を１日に何回か行なう。たった5分くらいで数万円～数十万円儲かることもある。

取引終了時間

取引終了時間までに持ち株を売り、翌日に持ち越さない。

デイトレードはその日のうちに決済する売買

出典：最新版 これから始める株デイトレード