デイトレードに必要な接続環境とプリンター

準備③・④ 接続環境とプリンターで勝率が変わる！

デイトレードの回線はブロードバンドにしよう

パソコンだけではネットトレードはできません。インターネットに接続する環境が必要です。では、回線はどのようなものがデイトレードに適しているのでしょうか。26ページでも述べたように、デイトレードでは、１秒を争う場面がよくあります。そのため、デイトレーダーは１秒でも速く、市場に自分の注文を出せるように努力するわけです。仕掛けの判断を早くしたり、注文の入力を早くしたりする努力とともに、設備を整える努力もします。

デイトレードにおいて、「速さ」は重要なことなのです。当然、接続環境も速いものが有利といえます。できれば、ブロードバンドにしましょう。大容量のデータを高速で送受信できるので、デイトレードに適してます。

また、接続料金も月額制なので、接続時間を気にすることなく、トレードに集中できます。興味がある人はネットで調べてみましょう。ただし、地域によってはサービスの提供を受けられないところもあるので注意してください。ちなみに著者は、ＮＴＴ東日本のＢフレッツです。

プリンターを活用すれば勝率は上がる

パソコンの周辺機器で用意したいのが、プリンターです。パソコンやネットへの接続環境はないと、トレードができませんが、プリンターはなくてもトレードは差し支えありません。

しかし、必ず用意してください。それほど重要であり、デイトレードの勝率に影響します。プリントアウトする主なものは以下の二つです。

●売買履歴（明細書）
●５分足チャート

トレードをした日はこの二つを必ずプリントアウトしましょう。その理由は、１日のトレードを振り返って、反省したり、勉強して、翌日以降のトレードの参考にするためです。仕掛けのタイミングが正しかったかなどを検証しましょう。この勉強（行為）により、あなたのデイトレードの成績は飛躍的に上がるはずです。

逆に、このような勉強をしないようでは、勝率は上がらないといえます。プリンターを持っていない人は安いものでかまわないので用意しましょう。どうしてもプリンターを用意できない、またはコストをかけたくないという人はチャートをＪＰＥＧやＧＩＦなどの画像として保存しておきましょう。

そうすれば、コストもかからないし、手間もそれほどかかりません。また、見たいときにいつでもパソコンで見ることができます。私も最近はプリントアウトをしないで、画像として保存しています。

接続環境とプリンターで勝率が変わる

勝率を上げる環境づくり！

注文の取り合いで1秒を争うときがある！市場では早い者勝ち

買うときも売るときも先に手（注文）を出したほうが勝ち注文を速く出せるブロードバンドが有利。

プリンターはデイトレードの教材を生み出す

プリントアウトするもの

●売買明細書
●5分足チャート

これらを見ながら1日の売買を振り返り勉強すること。

ブロードバンドにして、注文を速く市場に出せるようにする。

売買履歴とチャートをプリントアウトして、その日の売買を振り返る。

出典：最新版 これから始める株デイトレード