【糖尿病】カロリー制限ではなく糖質制限が正解?高血糖を撃退する食事と運動療法【眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話】

糖尿病に効果があるのはカロリー制限ではなく糖質制限である理由

糖尿病に効果があるのはカロリー制限ではなく糖質制限

糖質制限と運動で高血糖を撃退!

糖尿病は大きく3つに分けられますが、全体の9割以上が「2型糖尿病」です。2型糖尿病は遺伝的体質に加え運動不足や肥満が原因で発症するタイプ。型糖尿病」を指し、と「運動療法」と「薬物療法」が行われます。

日本では食事療法としてカロリー制限が推奨されていますが、ヨーロッパでは以前から「過体重や肥満でない人にカロリー制限は不要」とガイドラインに明記され、*アメリカは1994年の時点でカロリー制限は長期の成績が出せないことから推奨をとりやめ、現在は「血糖管理には糖質制限が最も有効」としています。

アメリカでは2008年に、米国糖尿病学会が食事療法に糖質制限を採用。それ以降、新規の糖尿病発症者数は徐々に低下しているとの報告があります。日本人の糖尿病患者を対象にした研究を総括した研究でも、糖質制限食は他の食事と比べ有効性(優越性)を示しています。

つまり、高血糖の改善に糖質制限はベストということ。食事療法と並行して行いたいのが、運動療法です。効果が早く出るのはウォーキングや軽いランニング、ストレッチなどの有酸素運動です。筋トレ(レジスタンス運動)も効果があります。なお、転倒リスクのある方では、ヨガや太極拳を行うのも重要です。

糖尿病は一生付き合う病気

健康診断では食後の血糖値を測ることはできないため、自宅で血糖値を測定するのがおすすめ。

【血糖値は食後測定を】

①指先に採血器具のハリを刺して、微量の血液を出す。

②測定器のセンサーに血液を染みこませる。

③数秒後に血糖値が表示される。

【ポイント】
・食べはじめてから1~2時間後に測定
・指先での採血で痛みの多い人は手のひらでもよい
・結果はノートなどに記録しておくとよい

【血糖値の判定】

血糖値の基準値と判定区分を示した右の表を参考に判定を。正常は空腹時110mg/dL 未満かつ食後140mg/dL。

70mg/dl未満の低血糖にも要注意!血糖値は低すぎても万病のもと。低い数値にもご注意を。

※ [ 日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド 2022-2023」] をもとに作成。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』/著:山田 悟

 

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【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』
著:山田 悟

昨今、健康法やダイエット法として“糖質制限”が浸透し定番となっていますが、一度やってみたものの挫折してしまう人も多く「一生続けるのは現実的じゃない…」「やっぱり主食を食べたい」という声も少なくありません。
 本書では『炭水化物』をテーマに、ガマンせずに食べながら痩せる方法や生活習慣病の予防に役立つ知識を、糖尿病専門医でもある著者が図解でわかりやすく解説します。
 すべてのカギは『血糖値』。血糖値と聞くと、糖尿病など生活習慣病の人だけが気にするべき数値のようなイメージがあるかもしれませんが、健康診断の数値にあらわれない『食後高血糖』は成人の2人に1人に起きているといわれており、誰もが他人事ではない数値です。
 炭水化物を食べながらでも血糖値を上げない食事法を具体的に紹介し、「GI値の低い食品って太りにくいの?」「外食のときはどうすればいい?」「食べ過ぎてしまったら翌日は食事を抜くべき?」といったギモンにも医学的に回答。さらに「白米よりチャーハンのほうが太らない」「油はたくさん摂ってOK」「朝のフルーツはNG」など、今までの固定概念を覆す新常識も。
 最先端の研究にもとづいた食事法で、炭水化物や糖質を「食べられない」ではなく「どう工夫して食べるか」がわかる、楽しく一生続けられるメソッドが満載の一冊です。

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