「年だから」で済ませないで!要介護の一歩手前「フレイル」とは!?【DON’T DIE 100歳まで健康に生きるアルブミンの法則】

健康と要介護の間の「フレイル」が深刻

 年齢を重ねるにつれて、「疲れやすくなった」「外に出るのがおっくうになった」「食事の量が減った」と感じることはありませんか。こうした変化は、多くの人に起こる自然なものですが、積み重なるとフレイルと呼ばれる状態につながります。

 フレイルとは、加齢や生活習慣に伴って心身の活力が低下し、健康と要介護の間にある虚弱の状態のこと。大きな病気やけががなくても、体力や気力が少しずつ衰え、日常生活が以前よりつらく感じられるようになります。フレイルの状態が進行すると要支援・要介護の状態になってしまいます。

 フレイルの特徴は、一つの原因だけで起こるものではないという点です。その原因は、3つに分類されます。1つ目が筋力や内臓機能が衰える「身体的フレイル」、2つ目が意欲の低下や物忘れなどが目立つ「精神的・心理的フレイル」、3つ目が人との関わりが減っていく「社会的フレイル」。これらが互いに影響し合いながら、少しずつ進行していきます。

 フレイルは高齢者特有のものと思われがちですが、栄養不足や運動不足があれば、若い人でも起こり得る状態です。しかし高齢になると、若いころに比べて活動量が減り、外出や人との交流の機会が少なくなるため、心身の機能が低下するという悪循環に陥りやすくなります。厚生労働省の調査では、75歳を超えたころからフレイルの状態が進行する人が増え、それに伴って要介護となる人の割合が急激に高まることが示されています。

 早い段階でフレイル状態であることに気づき、適切に対策をすれば、改善や予防が可能です。対策の基本は、食生活(栄養)の見直し、継続しやすい運動(身体活動)、人とのつながりを保つ(社会参加する)こと。なかでも、体を支える土台となる栄養状態は、つい後回しにされてしまいがちな重要ポイントです。

 「年だから仕方がない」と思って放置してしまうと、フレイルは次の段階である要支援・要介護の状態へと進んでしまいます。体の中で何が起きているのかを正しく知ることが、健康寿命を保つための第一歩。まずは書籍59ページの「フレイルチェック」でいまの状態をチェックしてみてください。

フレイルとは

フレイルとは、健康と介護が必要な状態(寝たきりなど)との中間にあたり、フレイルになったとしても、運動や栄養によって心身の状態を改善させることは十分に可能です。

低栄養状態傾向にある65歳以上の高齢者の割合

令和5年の「国民健康・栄養調査」によると、65歳以上の高齢者のうち、低栄養状態傾向にある人の割合は、男性で12.2%、女性で22.4%。年齢が進むにつれてもっと高まる傾向にあります。

あなたは大丈夫?「フレイルチェック」

あなたがフレイル状態かどうかをチェックしてみましょう。

□ 健康状態があまりよくない・よくないと感じることがある
□ 毎日の生活に不満がある
□ 1日3食食べていない(または食べられないことが増えた)
□ 半年前に比べて固いものが食べにくくなった
□ お茶や汁物でむせることがある
□ この半年間で2〜3kg以上の体重の減少がある
□ 以前に比べて歩く速度が落ちたと感じる
□ この1年間に転んだことがある
□ 週1回以上の運動をしていない(ウォーキング、ストレッチなど)
□ 周りの人から「いつも同じことを聞く」など物忘れがあるといわれる
□ 今日の日付や5分前のことが思い出せないときがある
□ 外出が週に1回以下
□ 普段、家族や友人との付き合いはあまりない

チェックの数が多いほどフレイル状態の可能性が高いです。
定期的にチェックして、自分の状態を確認してみてください。

【出典】『DON’T DIE 100歳まで健康に生きるアルブミンの法則』著:栗原毅/栗原丈徳

【書誌情報】
『DON’T DIE 100歳まで健康に生きるアルブミンの法則』
著:栗原毅/栗原丈徳


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どん底の状態の患者でも長寿に導いてきた肝臓の名医が教える、何歳でも、どんな状態でも遅くない、いつまでも元気で自分の力で生きられる“薬に頼らず健康寿命を延ばす方法”を徹底解説!

血中の中のたんぱく質で最も多くを占める『アルブミン』。普段の血液検査の結果でも項目の中に入っていますが、あまり気にしていない人も多いかもしれません。
しかし、実はこのアルブミン、体の『健康状態』を表す重要な数値なのです。筋肉が減ってしまったり、たんぱく質不足な食事などによってアルブミンの数値が悪くなると、体の中で最も重要な『たんぱく質』が足りていない証拠です。
その状態のままでいると、さらにたんぱく質が減り、筋肉も落ちて取り返しのつかない状態になってしまうことも。逆に減ってしまっていても、この数値をV字回復すれば、誰でも健康で元気に長生きできる体の状態になれるということなのです。

本書ではいつまでも自分の力で長生きできるために、著者が長年かけて患者に指導してきた『アルブミンの上げ方』を食事、運動、口腔ケアなどの観点から徹底解説します。

その方法は、
1たんぱく質を食べる
2プロテインを飲んでから外出や家事をする
3万病を引き起こす歯周病菌を消し去る歯磨き&舌磨きをする
などなど、誰でもできる簡単なものばかり。

日本の医療費の削減や病院の倒産、病院で薬が手に入らないなどの問題をはじめ、2027年までに10万病床以上を削減する、というような話も出てきています。そんな自分の体は自分で守らなくてはならない時代になるからこそ、『アルブミン』を上げるだけでできる元気で健康な体をぜひ手に入れて下さい!

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