ポーチは女性だけのものじゃない?大人の清潔感を支える必需品とは【究極の私服/干場義雅】

バッグ・イン・バッグは身嗜みに通じる

 シーンに合わせてボストンバッグ、手提げバッグ、ショルダーバッグ、バックパックを持つのはわかるけど、なぜバッグ・イン・バッグは必要なの? こう思われる方もいるでしょう。これは身嗜みに通じるものであり、僕にとっては大切な部分です。あえて5種類の中にバッグ・イン・バッグを入れた理由もそこにあります。

 僕は手持ちのバッグの中にバッグ・イン・バッグをポーチとして常備し、タオル、ボディクリーム、リップクリーム、香水、保湿用フェイスクリーム、マウスウォッシュ、鏡、脂取り紙、歯ブラシ、毛抜きなど、身嗜みを整えるいろいろなものを入れています。そういった小物が一度に入るバッグ・イン・バッグはとても重宝します。急に日帰り出張になったとしても、まったく困らないぐらいの装備を入れています。

 トークショーのときなど、話が終わってお客様とお近づきになることも多く、いろいろな角度から見られてしまうことも多いのです。これでは油断も隙もあったものではありません。自分自身が試されるシーンです。そんな場面があるからこそ、常備品を入れたバッグ・イン・バッグが必要になるのです。

 いずれにせよ、バッグ・イン・バッグは表だって人の目に触れるものではありませんが、男の身嗜みを支えるものとして必要です。男がポーチ……?と思われるかもしれませんが、身嗜みを整える上で欠かせないアイテムを、丸ごと収納できるのであれば持つべきではないでしょうか。

 バッグ・イン・バッグの機能性としては、中面が防水のものを選ぶといいでしょう。なぜかというと、中のクリームなどが液漏れを起こしても、拭き取ってキレイにできるから。僕はブルネロ クチネリの革ポーチを使っています。一度、ハンドクリームの蓋が自然に取れてしまい、ベタベタになりましたが、防水だったのでその後のケアが楽でした。歯ブラシなども入れていますので、やはり防水の方が便利なのです。

 プラダのナイロンポーチも素晴らしく良くできています。革ではありませんが、おすすめのひとつのです。女性の場合はコスメなどもいろいろあるので、内部が細分化されているものが実用的だと思います。バッグ・イン・バッグのように、普段は見えないような部分にこそ、こだわってみてはいかがでしょうか。

 【出典】『究極の私服』著:干場義雅

【書誌情報】
『究極の私服』
著:干場義雅


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テレビでも人気のファッションディレクターであり、
ウェブマガジン『FORZA STYLE』編集長の著者が大人のカジュアルの絶対法則を解説!

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