食べ物の大きさ・状態を変え無理なく飲み込みやすい形に【長生きのど習慣】

\誤嚥が減る! 「ムセ」を減らす食べ方/

切るときは大きさに注意 トロミでまとめるのも◎

 飲み込みやすい食べ物の条件は、「口の中でバラバラにならず、適度にまとまること」「やわらかいこと」「ベタついたり、張りついたりしないこと」の3つ。そのためには、食べ物の形を変えるのも効果的です。

 まず手を入れたいのが、牛や豚の細長い薄切り肉。中にかみ切りにくいスジが通っている場合があるため、あらかじめ一口サイズにカットしておきましょう。イカやタコなどの噛み切りにくい食材も、食べやすく切るのがおすすめです。ただし、きざんだだけでは、かえってムセやすいので注意。飲み込みにくいと感じたら、無理をせず口から出してください。

 細かくてバラけやすい形の食材は、トロミのあるものでまとまりやすくしましょう。パラパラしてムセやすいチャーハンも、あんかけチャーハンにすれば飲み込みやすくなります。卵とじにしたり、マヨネーズやピザ用チーズなどで和えたりすれば、飲み込みやすくなるうえに栄養価も高まります。ポテトサラダなどの、なめらかに具材をまとめてくれる料理に混ぜるのも良い方法です。

 注意したいのがお粥。飲み込みやすい料理ですが、つくってから時間が経つと水分が分離したり、かたくなったりして、ムセやすくなってしまいます。なるべくつくりたてをいただきましょう。

ムセにくい食べ物とは

【出典】『長生きのど習慣』著:西山耕一郎/熊井良彦

【著者プロフィール】
西山 耕一郎(にしやま・こういちろう)
北里大学医学部卒業後、横須賀市立市民病院に勤務。横浜赤十字病院(現・横浜みなと赤十字病院)耳鼻咽喉科副部長、国立横浜病院(現・横浜医療センター)耳鼻咽喉科医長、北里大学耳鼻咽喉科診療助教授を経て、2004年に西山耳鼻咽喉科医院を開業。東海大学客員教授。藤田医科大学客員教授。嚥下相談医。嚥下認定士。神奈川県嚥下キーパーソン。耳鼻咽喉科・頭頸部外科医師として、30年間で約1万人の嚥下障害患者の診療を行う。主な著書に『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』(飛鳥新社)『のどを鍛えて肺炎を防ぐ!』(大洋図書)『誤嚥性肺炎で死にたくなければのど筋トレしなさい』(幻冬舎新書)。
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熊井 良彦(くまい・よしひこ)
長崎大学大学院耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授。主な専門分野は聴覚障害、嚥下障害、音声障害。1999年に熊本大学を卒業し、熊本大学での准教授を経て、現職。長崎大学病院嚥下障害治療センター長、長崎大学病院頭頸部腫瘍センター長を併任する。

【書誌情報】
『長生きのど習慣』
著:西山耕一郎/熊井良彦


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