居場所を求めて海へ…ギャル・碧の壮絶過去と立ち上がる仲間の絆|漫画『ツナガール!!』

過酷な海の世界へと飛び込んできたギャル・碧。

彼女が語った切なすぎる過去と、その尊厳を踏みにじられた時に己を忘れて激怒したあゆか。

漫画『ツナガール!!』第3話②の不器用な二人が魅せる熱い人間ドラマと、固い絆の物語を解説します。

お水で稼いだお金を持ち逃げされ…ギャル・碧がマグロ漁船に乗った真実

厨房で作業をしながら、碧は自らの壮絶な過去をあゆかに打ち明けます。

  • 貧乏で頭が良くないなりに必死に稼ごうと、かつて水商売(お水)をしていたこと
  • しかし、苦労して稼いだお金を信頼していた同居人に持ち逃げされてしまったこと
  • 自暴自棄になっていた時、テレビでマグロ漁船「目神丸」の特集番組(『ドキッ!? 女だらけのマグロ漁船!?』)を目にしたこと

画面の中で自分の力でたくましく生きる海の女たちに魅せられた碧は、逃げ場のない過酷なマグロ漁船へ乗ることを自ら決意したのです。

「あゆっちはすごい」認め合う2人と仲間を貶められて許せなかったあゆか

碧は、周囲に流されず自分の意思で海へとやってきたあゆかを心から尊敬し、「自分の力で決断できたあゆっちはすごい!!」と無邪気に称賛します。傷を抱えながらも一歩を踏み出した者同士、互いを深く認め合う二人。

だからこそ、男子船員たちが碧の必死な覚悟も知らず「ホストに貢いで借金」「どこも行き場を無くしたバカ女」と嘲笑した時、あゆかは自分のこと以上に激怒しました。自分のためではなく、大切な友人の尊厳を守るために彼女はおたまを手に立ち上がったのです。

まとめ

ただのマグロ漁船のお仕事漫画にとどまらず、居場所を探す少女たちが互いの傷を包み込み、絆を深めていく胸熱な人間ドラマを展開する『ツナガール!!』。

不器用ながらも助け合うあゆかと碧の絆は、今後の過酷な航海の中でも読者の心を温かく揺さぶってくれるはずです。

【書籍情報】
『ツナガール!!』
著:町田とし子

『ツナガール!!』表紙 ©町田とし子/日本文芸社

【あらすじ】
「あんたはいいね…妹で。ダメな奴なのに、皆に愛してもらえる」
幼いころから、姉に〝ダメな妹〟というレッテルを貼られ、18年間を生きてきた大山あゆか。

母に愛され、姉に守られ、確かに甘やかされて育った自覚はある――。
でも、そんな自分を変えたくて、少女は決断する!

「マグロ漁船に乗りたいっ!!」

身の程知らずは承知の上!!!
超過酷マグロ漁船に、ゆとり女が自ら志願し挑むッ!!!!

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